Quantcast
Channel: Web担当者Forum
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1122

スマホ対応は“サイト最適化”&“集客の最適化”の両側面で:そのポイントとは? [スポンサードサーチ再入門] | Web担当者Forum

$
0
0


この記事を読むのにかかる時間: 約 4 分
[PR]

「2016年にスマホの割合は67.3%に」
「Yahoo! JAPANのスマホ検索数はこの1年で3.5倍に」

どちらもスマートフォンの勢いを示す数字である。

Web制作の分野では「モバイルファースト」や「レスポンシブWebデザイン」といったキーワードが注目されるなど、Webサイトのスマホ対応が重要なトピックになっている。

しかし、スマホ対応といっても、「サイト側の対応」と「集客の対応」の両方が必要だということは、意外と見落とされがちだ。それぞれについてわかりやすく解説していこう。

スマホからの検索数は1年で3倍以上に増加、対応はもう待ったなし!

スマホの急速な普及は、ここ数年のネット利用動向でも非常に大きな変化だ。実際、Webサイトへのアクセス状況などから、この変化を実感しているWeb担当者も多いのではないだろうか。「企業サイトのスマホ対応」をテーマにしたセミナーが盛んに開催され、CMS製品がスマホ対応を強化するなど、いまや「スマホ対応待ったなし」ともいえる状況だ。

MM総研が3月に発表した「スマートフォン市場規模の推移・予測(12年3月)」では、2011年度のスマホ出荷台数は前年比2.7倍となる2340万台で、携帯電話総出荷台数の55.8%を占めるという。今後もこの流れはさらに加速し、2016年度末のスマホ契約数は8119万件で端末契約数の67.3%になると同社では予測している。

スマホの普及によるネット利用動向の変化は、すでに目に見える形でも表れている。その1つが検索だ。

Yahoo! JAPANによると、2012年2月におけるスマホからのYahoo! JAPAN検索数は、前年同月比でなんと3.5倍(343%)に増加しているという。端末数以上の伸びだが、この驚異的な伸びは、スマホユーザーの検索利用率の高さも影響している。フィーチャーフォンとは違い、スマホからの検索結果にはPCサイトが含まれるため、得られる情報もより充実していることが理由だろう。

スマホからの検索数が増加するということは、その先にあるWebサイトへのアクセスも比例して増えることになる。

Webサイトのスマホ最適化は滞在時間や離脱率に大きく影響

スマホで閲覧するユーザーが増えているので、それに対応してサイト側もスマホで閲覧しやすい作りにするという流れは当然だ。では、その具体的な効果はなんだろうか。実は、最適化されていないPCやフィーチャーフォン向けのサイトと比較すると、滞在時間や離脱率が変わってくるのだ

PCを想定した画像サイズやテキスト量のサイトは、スマホだと読み込みに時間がかかる。また、フィーチャーフォン用サイトでは、データサイズは軽いものの画像が正しく表示されない場合がある。どれもスマホユーザーにとってはストレスであり、滞在時間の減少や離脱率の増加を招いてしまう

スマホで、「PC」「フィーチャーフォン」「スマホ」用のページを訪れた際の滞在時間と離脱率の比較。
スマホで、「PC」「フィーチャーフォン」「スマホ」用のページを訪れた際の滞在時間と離脱率の比較。
※Yahoo! JAPANの独自調査による結果(データ算出期間:2011年7月24日~7月30日)
スマホで表示したスマホ版のYahoo! JAPAN スマホで表示したPC版のYahoo! JAPAN
スマホでYahoo! JAPANのスマホ版(左)とPC版(右)を表示させた様子。PC版は表示できるものの、まともに読むには拡大が必要でとても快適とはいえない。

Webサイトを運営している場合、そこには何らかの目的があるはずだ。ECや商品PRなど、何らかのコンバージョンが求められるサイトだと、滞在時間や離脱率はビジネスに直結する。企業サイトであっても、顧客への情報提供と考えれば、快適に閲覧できるほうがよい。その意味でも、スマホ最適化は必須の取り組みだ。

  • サイト最適化を済ませたら次は集客の最適化
  • PCとは別にスマホ専用のキャンペーンを用意

サイト最適化を済ませたら次は集客の最適化

コンバージョンが求められるサイトの場合、ユーザーの利用環境=スマホに合わせて最適化したら、次は集客方法についても見直そう。

前述のようにYahoo! JAPANのトップページはスマホに最適化されており、Yahoo!リスティング広告のスポンサードサーチ®もスマホ用がある。

スマホ版のスポンサードサーチでは、広告は検索結果ページの上部に最大2本、下部に最大2本の最大計4本表示される。
スマホ版のスポンサードサーチでは、広告は検索結果ページの上部に最大2本、下部に最大2本の最大計4本表示される。

スマホ版のスポンサードサーチの表示は、ターゲティング設定を行うことで明示的に指定できる。これにより、スマホ向けの広告文を用意し、それをスマホユーザーだけに表示することが可能となる

キャンペーン作成時の「ターゲティング設定」で、配信先に「PC」「モバイル」「スマートフォン」「タブレット」を指定できる。さらにスマートフォンとタブレットではOSも指定できる。
キャンペーン作成時の「ターゲティング設定」で、配信先に「PC」「モバイル」「スマートフォン」「タブレット」を指定できる。さらにスマホとタブレットではOSも指定できる。

他にも、登録するキーワード選びをサポートしてくれる「キーワードアドバイスツール」や実際の広告表示をシミュレートできる「広告プレビューツール」がスマホ向けスポンサードサーチに対応している。

スマホやタブレットにも対応したキーワードアドバイスツール。「広告管理」タブ>「ツール」タブ>「キーワードアドバイスツール」リンクからからアクセスする。
スマホやタブレットにも対応したキーワードアドバイスツール。「広告管理」タブ>「ツール」タブ>「キーワードアドバイスツール」リンクからからアクセスする。

PCとは別にスマホ専用のキャンペーンを用意

スポンサードサーチでスマホ向けの広告を運用する際のポイントは、PCとは別にスマホ専用のキャンペーンを用意すること。こうすると、スマホ向けの予算配分や入稿内容の調整が可能となる。

前述のように、スマホ版の検索結果ページは、PC版に比べると掲載される広告の数が少ないため、上位掲載が重要となる。そのため、パフォーマンスの高いキーワードの見極めと入札価格を調整する必要が出てくるのだ。

スマホ版のスポンサードサーチ
  • 上部に最大2本、下部に最大2本の最大計4本
  • 広告文のタイトルは15文字、説明文は33文字

専用のキャンペーンを用意することで、ユーザーの利用傾向に合わせた細かいターゲティング設定も可能となる。スマホの利用傾向は、PCとは異なる部分も多いため、それぞれの特性に合わせた広告展開を行うためにもスマホ専用のキャンペーンを用意し運用したい

スポンサードサーチでは、「曜日・時間帯」「地域(場所)」、そして前述のように「デバイス(ユーザーの閲覧環境)」の指定ができる。このターゲティング機能を使えば、「PC検索数が落ち込む土日」や「朝や夜の通勤時間帯」などを設定してスマホに配信できる。

PCからの検索数は土日に落ち込む傾向がある。
PCからの検索数は土日に落ち込む傾向がある。
※Yahoo! JAPANの独自調査による結果
◇◇◇

Webサイトのスマホ最適化は、担当者にとっては手間が増えてしまうことは事実である。しかし、スマホの動向を見ていると、今後避けては通れないことも確かだ。

世間的には、スマホ向けの最適化はまだまだこれから。そのため、いち早く取り組むことで、競合に差を付けられるといったメリットがある。成果を高めるための近道として、ぜひスマホ最適化に取り組んでほしい。

※画面はサンプルです。実際の表示は異なることがあります。
※掲載される広告の本数は予告なく変更される場合があります。
※ターゲティングの精度(正確性)はYahoo! JAPANによって保証されるものではなく、選択した設定およびその他の要素によって精度が異なる場合があります。

この記事に関連する他の記事を見る

※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:スマホ対応は“サイト最適化”&“集客の最適化”の両側面で:そのポイントとは? [スポンサードサーチ再入門] | Web担当者Forum
Copyright (C) IMPRESS BUSINESS MEDIA CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1122

Trending Articles