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無視はNG! ウェブマスターツールに届いた警告への正しい対処方法 など10+2記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 6.5
タイトル画像:国内&海外SEO情報ウォッチ

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

今週のピックアップ

無視はNG! ウェブマスターツールに届いた警告への正しい対処方法
★★★★★ ブックマークしていつでも取り出せるように (SEMリサーチ)

ランキングを不正に操作する目的で外部リンクを捏造しているサイトへのグーグルからの警告が昨年夏ごろからウェブマスターツールに届き始めている。

有料リンクや自作自演リンクへの取り締まりが日本では緩かったり、またこういったリンクがグーグルのガイドラインに違反しているという認識に乏しかったりするせいもあってか、警告を受けた際の対応が不適切なケースが少なくない。特に、レベルの低いSEO会社にSEOを依頼していた場合はたちが悪く完全に間違った説明をクライアントにしていることもある。

そうした不自然リンクの警告に対する適切な対応方法を、渡辺隆広氏が詳細に解説している。ポイントは以下の5つだそうだ。

  1. Googleは、「外部リンク」に不適切なリンクが含まれていることを指摘しています
  2. 何らかのアクションをして下さい
  3. 原因を認識しているが解決する術がない場合はどうすべきか?
  4. 原因がどこにあるかわからない場合はどうするか?
  5. 警告文を無視(静観)した場合はどうなるのか?

100%自発的に張られたリンク以外のリンクを集めているとしたら、どんな形であれ警告を受ける可能性がある。したがってすべてのウェブ担当者が必ず読んでおかなければならない記事だ。

少なくとも、「気にしなくても大丈夫ですよ」という業者の言い分を真に受けて放置してしまわないようにしてほしい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ロングテールSEOで重要な2つの要素とは
★★★★★ 多くのページ&広く深い知識 (無料SEO対策のススメ)

ロングテールSEOを語らせたら右に出る者はいないといってもいいだろう、竹内氏がロングテールのアクセスを集めるために重要となる2つのポイントを教えてくれた。次の2つだ。

  • 沢山のページを作る
  • そのジャンルに対する広く深い知識

検索ボリュームの少ないキーワードを大量に集めるのがロングテールの基本なのだから、ページ数は多ければ多いほど良い。しかし薄っぺらく中身のないページを量産するのはロングテールSEOではなく、むしろ検索エンジンスパムと言うべきだ。ユーザーの頭の中にあるだろうキーワードをたくさん含んだ記事を書くには、その分野に対する広く深い知識が必要になってくる。

テーマの探し方も載っているので、こちらの記事を参考に、被リンクではなくコンテンツで勝負するSEOにぜひとも取り組んでほしい。

ソーシャルメディアをSEOに活かす方法
★★★☆☆ すぐに実践可能 (SEO is DEAD!! WEB in the morning)

ソーシャルメディアはSEOにも大切な役割を果たす。頭ではわかっているが、実際にどうやってソーシャルメディアを利用すればいいのかの手がかりが欲しいウェブ担当者も多いことだろう。

こちらの記事では、ソーシャルメディアの活かし方を解説している。ソーシャルメディアボタン設置のコツを具体例で紹介しているので、イメージしやすいはずだ。難しいことはなく、どれも簡単に実践できるものばかりだ。たとえばシェアされやすいソーシャルボタンの設置は今すぐにでも取り掛かりたい。

ただし、大切なのは「ボタンを設置すること」ではなく、あくまでも「訪問者にソーシャルメディア上でアクションしてもらう」ことであることを忘れないようにしてほしい。書かれているとおりにするのではなく、自分のサイトの訪問者をイメージしながら実装していってほしい。

スマホ用サイトを今すぐ作るべきかまだ保留にすべきか
★★★★★ アドセンスチームからのアドバイス (AdSense 日本版 公式ブログ)

スマートフォンの利用者が急増していることは紛れもない事実だ。しかしこれは一般的な傾向であり、自社のサイトにスマートフォン向けの対策が必要かどうかは各自で判断するしかない。

この判断の方法に関して、意外にも思えるが、グーグルアドセンス公式ブログがヒントを与えてくれた。

アクセス解析のレポートを見て次のような状況であればスマートフォン用のサイトを作成することを強く推奨するとのことだ。

  • スマートフォンからのトラフィックが20%以上ある
  • スマートフォンからの直帰率や滞在時間がデスクトップより極端に悪い

Googleアナリティクスを利用した際のスマートフォントラフィックの確認方法も説明しているので、チェックしてみよう。

Googleアナリティクス>ユーザー>モバイル>デバイス

スマホ用サイトのアクセス解析が計測できていなかった理由
★★☆☆☆ コード設置忘れ (ウェビメモ)

スマートフォン用に専用のブログテーマを利用していたところ、アクセス解析のためのGoogleアナリティクスのコードをスマホ用のテンプレートに設置するのを忘れていたことからスマートフォンのトラフィックを計測できていなかったというお話。

他人からすれば笑い話になってしまうが、スマートフォン向けにデスクトップとは別のページを提供している場合は注意しよう。こう考えるとレスポンシブ・ウェブデザインは同じHTMLファイルを使うのでこのような解析漏れの心配がないのもメリットの1つと言えそうだ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・ウェブマスターツールを他のユーザーも見られるようになった!
・グーグルがウェブマスターツール経由で今年送ったメッセージはすでに70万通以上
・グーグル、ヴェニス・アップデートを実行、ローカルとウェブの評価が接近
・ランキングダウンはスパムリンクが原因……ではなかった
・rel="prev/next"はうまく機能しているのか?
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
・SEOの第一歩 – 本当に正しいオーガニックキーワードの選び方
・あなたのSEO戦略を改善する5つのステップ

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

ウェブマスターツールを他のユーザーも見られるようになった!
★★★★★ 待ち望んでいたウェブ担当者も多いはず (Google Webmaster Central Blog)

利用ユーザーが実行可能な操作を制限できる機能がGoogleウェブマスターツールに登場した。

Googleウェブマスターツールの「ユーザーを追加削除」

従来は、登録したユーザーはウェブマスターツールのすべての操作を実行できた。

権限の割り当ては以下の3タイプに分かれる。

  • サイト所有者(オーナー) ―― これまでの管理者と同じで完全な管理権限を持つ。
  • フル ユーザー ―― ユーザーの管理やサイトの設定など一部を除くほぼすべての操作を実行できすべてのレポートを閲覧できる。
  • 制限付きユーザー ―― ほとんどのレポートを閲覧できるが実行可能な操作は限られている。

権限割り当ての詳細ユーザーの追加方法は、ヘルプを参照いただきたい。

データだけを見せたい社員が社内にいる場合や、外部のSEO会社に委託している場合など、管理権限まで与えたくない状況ではこれまでは実現が不可能だった。しかし権限の割り当てが可能になり、Googleウェブマスターツールを柔軟に利用できるようになったはずだ。

グーグルがウェブマスターツール経由で今年送ったメッセージはすでに70万通以上
★★★★☆ たった2ヶ月でこんなに! (Search Engine Land)

グーグルがウェブマスターツール経由で送信したメッセージは、2012年1月~2月で70万通以上にのぼるという。2月28日~3月1日に米サンノゼで開催されたSMX Westという検索エンジンマーケティングのカンファレンスでグーグル社員のティファニー・オビロイ氏が明らかにした。

昨年1年間に送ったメッセージの数を、この2か月間ですでに上回っている状況だ。グーグルはウェブマスターとのコミュニケーションに力を入れ、ペナルティの透明化にも努めている。その表れだと言えるだろう。

グーグルが送ってきてくれたメッセージを見過ごすことなく自分のメールアドレスで確実に読めるように、「メッセージ転送」は必ず設定しておくようにしてほしい。

グーグル、ヴェニス・アップデートを実行、ローカルとウェブの評価が接近
★★★★☆ ローカル検索がウェブ検索の影響を強く受ける (Small Business Search Marketing)

グーグルは検索向けの公式ブログで、2月に実行した検索品質向上のための40個の改善を公表した。そのなかに、ユニバーサル検索に差し込まれるローカル結果(地域の店舗や会社)の指標が通常のウェブ検索のランキングにこれまで以上に依存するようになったことが含まれている。「Venice(ヴェニス)」というコードネームで呼ばれるアップデートだ。

グーグルは2010年10月にプレイス検索と称して、ウェブ検索とローカル検索の融合を推し進めた。この時点でウェブ検索の影響力が増したと推測されるが、ヴェニス・アップデートによりさらにウェブ検索の依存度が高まったのであろうか。ウェブ検索で評価されるサイトは、プレイス検索にも強くなりそうだ

ランキングダウンはスパムリンクが原因……ではなかった
★★★★☆ 自分やった不正なリンクが原因 (Google Webmaster Central Help Forum)

検索順位が大きく下がってしまった原因は、特定できない第三者が張ったスパムリンクに違いない。どうしたらいいのだろうか。

米国版のグーグル公式ヘルプフォーラムでこのようなヘルプを求めたサイト管理者に対してグーグル社員のジョン・ミューラー氏は次のようにコメントした。

入念にチェックしたところ、そういったスパムリンクは私たちのアルゴリズムによって適切に処理されているように見える。ひょっとすると過去に評価されていたリンクが以前のようには評価されていなくなったのかもしれない。

ランキングを操作するためにリンク交換や有料リンクなど不正なリンクを利用してはいけない。もしガイドライン違反を見つけたら、修正して再審査リクエストを送信するといい。

一般的に言って、第三者によるスパムリンクでネガティブな影響を受けないように私たちは一生懸命に取り組んでいる

スパムリンクが原因ではなく、自分の手による不正なリンクが評価されなくなったため順位が下がった可能性があるとミューラー氏は指摘しているのだが、質問者は「ありがとう」とお礼を言っているので心当たりがあるのかもしれない。

第三者によるスパムリンクで被害を受けたと憤慨しているサイト管理者は、実は不正なSEOを犯していたということが少なくないように筆者には思える。

rel="prev/next"はうまく機能しているのか?
★★★☆☆ 前向きに検討してよさそう (Search Engine Roundtable)

ページネーション(ページ分割)を適切に処理するために、rel="prev"とrel="next"のサポートを昨年12月にグーグルは開始した。

どのくらい期待どおりにrel="prev/next"が機能しているのかの評価をまったくと言っていいほど筆者は聞かないのだが、ようやく知ることができた。1つ前の記事でも出てきたSMX Westでセッションスピーカーの1人がレポートしていた。

彼のテストにおいては、rel="prev/next"は非常によく働いていたとのことである。

筆者は、関わっているなかの2、3の案件でrel="prev/next"の実装を始めている。施策してからの日がまだ浅いせいもあってか、目に見える成果は感じられないものの少なくとも想定外の悪影響が発生していないことは確かだ。導入を様子見しているとしたら、前向きに検討していいかもしれない。

SEO JapanSEO Japanの掲載記事からピックアップ

効果的キーワード選定とSEO改善のためのプロセスを説明した記事を今週はピックアップ。

鈴木 謙一

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:無視はNG! ウェブマスターツールに届いた警告への正しい対処方法 など10+2記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum
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