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検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法 など10+2記事(海外&国内SEO情報) [海外&国内SEO情報ウォッチ] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 9 分

「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、
国内と海外の検索マーケティング関連情報を
さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。

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今週のピックアップ

検索エンジンのブラックリストに載るための5つのSEO手法
★★★★★ やってはいけないブラックハットSEO (Business on Main)

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挿絵

元Google社員でウェブマスターセントラルで働いていたヴァネッサ・フォック氏が、検索エンジンのブラックリストに載ってしまうような、やってはいけないSEOを5つ解説した。いずれも、いずれ検索エンジンに発見され、あなたのサイトの順位に悪影響を与えるような手法だ。

  1. 作為的なリンク
    サイト訪問者に紹介するためのリンクではなく、検索エンジンの評価の操作を狙った不自然なリンク(PageRankを渡さない明白な広告リンクを除く)

  2. リンク売買
    PageRankを操作するためのリンクの売り買いはガイドライン違反である。たとえJ.C.PennyForbesのような大手のサイトであってもペナルティを受けることがある。

  3. 相互リンク
    純粋に良いサイトだからお互いに紹介し合うのは問題ないが、「あなたのサイトにリンクするから代わりに自分のサイトにもリンクしてほしい」という検索順位を上げるための作為的な相互リンクは不正な行為に該当する。

  4. 交換リンク
    ディスカウントやプレゼントなど何かと引き換えにリンクを張ってもらうことも不正だと判断されうる。ペナルティを受けた事例もある。

  5. 隠しテキスト・キーワードの詰め込み

    • 人間のユーザーには見えない、背景色と同じ色の文字

    • CSSでマイナスの数字を指定して表示の外に飛ばす

    • ユーザーがクリックすることを目的としていない「詳細」というリンクのなかにテキストの段落を入れておく

    • 検索エンジンのロボットがアクセスした時だけ出てくるテキスト(クローキングに該当)

    • alt属性に画像に無関係なキーワードを記述する

優れたサイト構造やユーザーエクスペリエンスのことを考えずに、検索エンジンの隙を突こうとするSEOは長くもつことはない。

ここで挙げられたような取り組みによって上位表示しているとしたら、いつペナルティを受けても不思議ではない。

日本語で読めるSEO/SEM情報

スマートフォンのSEOによくある質問
★★★★☆ スマートフォンと検索エンジンの基本的な知識 (SEMリサーチ)

渡辺隆広氏がスマートフォン向けたSEOで頻繁に尋ねられる質問に回答した。パート1として以下の9つの質問に答えている。

  1. PC版Google と スマートフォン版Google に違いはありますか?
  2. スマートフォンに最適化したウェブサイトは、スマートフォン版Googleの検索結果で(PC版よりも)有利になりますか?
  3. PCに最適化したウェブサイトは、スマートフォン向けGoogleで不利になることはありますか?
  4. 「PC向けサイトのみ」を用意した場合と、「PC向けとスマホ向けサイトの2つ」を用意した場合、2つのサイトを用意した方がGoogleランキングで有利になりませんか?
  5. スマートフォン向けサイトしか用意していませんが、SEOはどうすればいいですか?
  6. タブレット版Googleとスマートフォン版Googleでランキングアルゴリズムに違いはありますか?
  7. しかし、PC版Googleとスマートフォン版Googleでは検索結果が変わる場合があります。これはどう説明されるのですか?
  8. 音声検索向けの最適化方法はあるのか?
  9. カメラ撮影検索向けの最適化方法はあるのか?

スマホ用サイトを運用中または運用予定のウェブ担当者は目をとおしておこう。

グーグルからの不自然リンク警告を無視し続けるとどうなる?
★★★★★ 最悪はインデックス削除 (SEO Imagination!)

ウェブマスターツールに届く「不自然なリンクに関する警告メッセージ」。これを無視して放置しておいた場合と速やかに対処した場合の状況推移を実体験に基づいて比較した記事。

結論としては直ちに不正なリンクを外し再審査リクエストを送るべきである。順位の下落ならその後の施策で回復の可能性はある。しかし無視し続けたとしたら最悪のケースではインデックス削除されることもあり得るようだ。

不自然リンクへの警告の対処法についてはこちらの記事ももう一度読んでおくといい。

Googleアナリティクスでソーシャルメディアの貢献度を計測
★★★★☆ うまく使いこなせるか? (アナリティクス 日本版 公式ブログ)

Googleアナリティクスに、ソーシャルメディアの価値を測るレポートが今後数週間かけて追加されていく。

ソーシャルメディアがサイトの何にどのように貢献しているかを計測することはなかなか難しい。Googleアナリティクスではこれまでもソーシャルエンゲージメントを測るレポートがあったが、実際のところかなり微妙な内容だった。

今回強化されたソーシャルレポートでは、以下のようなことがわかる。

  • サマリーレポート ―― ソーシャルの成果とコンバージョンへのインパクトを一目で確認
  • コンバージョンレポート ―― ソーシャルメディアはどの目標に影響したのか?
  • ソーシャルソース ―― ソーシャルネットワークごとの行動の違いを見極める
  • ソーシャルプラグイン ―― シェアされやすいコンテンツを見極める
  • アクティビティストリーム ―― サイトの外で何が起こっているか?
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ソーシャルレポートの例
Googleアナリティクスブログに掲載されているソーシャルレポートの例

ちなみに、ソーシャルメディアのデータ取得には「アナリティクス ソーシャルデータハブ」を利用している。日本で最大手のはてなブックマークもハブに参加しているとのことだ。

あなたのGoogleアナリティクスにこの機能が追加されたら、ソーシャルメディアの貢献度をさっそく分析してみよう。

GAにPDFエクスポートとメールレポート機能が追加
★★★★★ 首を長くして待っていた機能 (Googleアナリティクス)

GoogleアナリティクスのPDFのエクスポート機能とメールレポート機能が、ついに新バージョンのインターフェイスに追加された(いつまで「新」と呼ぶべきなのか不明だが)。

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GoogleアナリティクスのPDFエクスポートとメールレポート

新バージョンへの対応が遅れていたがやっと実装された。ベータ版とはいえ問題なく使えるはずだ。新しい機能も有用だがこういった基本的な機能もなくてはならない。

なお公式アナウンスは特に出ていない。

どうしてSEOをやるのか?
★★★★☆ SEOは手段であって目的ではない (無料SEO対策のススメ)

ウェブサイトを運営する目的は、通常、サイトを訪問したユーザーに何らかのアクションを起こしてもらうことだ。たとえば購入や申し込み、問い合わせ、資料請求、ダウンロードが該当する。

そうしたアクションを起こしてもらう訪問ユーザーを増やすための「手段の1つ」としてSEOがあるのだが、SEOが目的になってしまっているウェブ担当者が少なからず存在する。あなたは大丈夫だろうか? 最終目標は収益アップ(に繋がるアクション)であって、ランキングアップやアクセスアップではない。

アクセスアップよりもコンバージョン率アップに目を向けようというのがこちらの記事だ。SEOが不要ということでは決してないが、コンバージョンを見据えずにSEOを施策してもそれはザルで水をすくうようなものだ。SEOはコンバージョンさせるための手段に過ぎないことを確実に認識してほしい。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・グーグルはmeta descriptionをランキング要因に使っているかも
・リンク切れはランキングに悪影響を及ぼすか?
・完全なバックリンク情報をグーグルが教えない理由
・アクセス急増のメッセージがグーグルから届いた
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
・Google検索が大きく変わる噂を徹底検証!
・これからのSEOに勝利するリンク構築の10手法

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

グーグルはmeta descriptionをランキング要因に使っているかも
★★★☆☆ そうだとしても微々たる要因っぽいが (hobo)

ランキングを決める指標としてmeta descriptionの内容をグーグルは使っていない。しかしこちらのブログの実験によると、ひょっとすると使い始めているかもしれないということだ。

meta descriptionにしか記述しておらずbodyセクション内には存在しないキーワードで検索したところ、そのページが検索結果に表示されたのだ。スニペットでも該当するキーワードが太文字で強調された。同じ実験を以前行った時には検索結果には出てこなかった。

ただコメント欄を読むと実験しても表示されなかった読者がいた。また元記事の筆者は2回実験したところ片方は表示されなかったそうだ。

また、最近グーグルが認めた「過度にSEOをしているサイトへのペナルティ」に使われるのではないかということも元記事では指摘している。

もっともmeta descriptionがランキング要因になっていてもいなくても、入念に考えたほうがいいことはグーグルのマット・カッツ氏のビデオ解説をピックアップして前回説明したとおりだ。適切なmeta descriptionであれば重要なキーワードは必然的に含まれるだろう。「ランキング要因になっているかもしれないから」といってむやみにキーワードを詰め込むと、それこそ過剰SEOとしてペナルティを受けるかもしれない。

リンク切れはランキングに悪影響を及ぼすか?
★★★☆☆ ランキングよりもユーザービリティを考える (WebmasterWorld)

外部サイトへのリンク切れを放置しておくと、ランキングに悪い影響が出るだろうか?

このような質問がWebmasterWorldに投稿された。

回答者によって意見が分かれる。「リンク切れを修正したらランキングが上がったことがあるから影響する」と答えるメンバーもいれば、「外部サイトは自分の手の及ぶ範囲ではないから影響しない」と答えるメンバーもいる。

グーグルのウェブマスター向けガイドラインでは、次のように書かれている。

無効なリンクがないかどうか、HTML が正しいかどうかを確認します。

ただしこれは、「デザインとコンテンツに関するガイドライン」の項目に書かれているので、ランキングというよりユーザービリティを考慮しているものだと考えられる。たしかにリンク切れはユーザーにとって明らかにマイナスだ。検索順位うんぬんよりもユーザービリティを損なわないために、定期的にリンク切れをチェックすることをおすすめする。

完全なバックリンク情報をグーグルが教えない理由
★★★★★ ウェブマスターのためとは理解できるけれど (Google Webmaster Central Channel)

サイトに対する被リンクの完全なデータをグーグルが提供する予定はありますか?

グーグルのマット・カッツ氏がこの質問にビデオで回答した。

ヤフーのサイトエクスプローラーはサービス提供を終了した。マイクロソフトはかつてリンク情報を提供していたが、乱用が激しかったので停止してしまったようだ。

僕たちグーグルの、リンク情報の提供に関するポリシーには2側面ある。

1つは、完全な情報ではなく一部分の情報をサンプルデータとして誰でも確認できるようにしてきたことだ(link:コマンド)。

もう1つは、サンプリングしていない全体の情報サイトの所有者だけに与えるようにしてきたことだ(ウェブマスターツールを通じて)。

僕らのポリシーがどうしてバランスが取れたものなのかをもう少し説明しよう。

ヤフーのサイトエクスプローラーはたくさんのリンクを教えてくれたけれど、それらはグーグルが把握しているリンクと完全に一致するものではなかった。さらに、どのリンクをグーグルが信用しているかも、ヤフーが把握していたはずがない。

そうしたデータがあったことで何が起きたかというと、多くの人の関心が「競合サイトが持っている質の低いリンク」に向いしまっていたんだ。サイトエクスプローラーで確認できるリンク情報には、質の高いリンクも質の低いリンクもすべて含まれていて、質に関する区別はされていない。そして、そうしたデータを見ていた担当者の多くは、そこに表示されているリンクのなかに「グーグルが評価していないリンク」が含まれていることを認識していなかった。

たとえばニューヨークタイムズが、文字どおり数千のバックリンクのサンプルをサードパーティ製のツールで調べて僕たちに送ってきて、「このうち何本が評価されているのか教えてほしい」と聞いてきたことがある。

競合のバックリンクを見て「こんな悪いことをやっているやつがいる」と言うのは簡単なことだ。でも、どれが良いリンク(グーグルが評価しているリンク)で、どれがまったく評価されていないリンクなのかは、だれも分かっていない(わかるはずもない)。

したがって、自分が所有するサイトへのリンクだけを見る権利があるというのは、相対的に適切なポリシーだと思う。

また、SEOをやっている人や競合でないなら、競争相手のすべてのリンク情報を知っても役には立たない。図書館の司書やパワーユーザーのような人ならば、link:コマンドを使って特定のページやサイトのごく一部のリンクのサンプルを得ることで十分だろう。だから、こうしたポリシーは正当化できると思う。

こうしたことから、僕たちが知っているあらゆるサイトのあらゆるリンクを見せるつもりはない。そうしてしまうと、人々が間違ったことにフォーカスしてしまいそうだからだ。

どのリンクが評価されているか分からないから、競合が持っている粗悪なすべてのリンクのことで頭がいっぱいになって自分が持っているいいリンクだけを見てしまいがちだ。そういったデータを表に出してしまったら、競合のデータを何とかして見たい人をさらに助長することになるだろう。

自分自身が所有するサイトには可能な限り多くのリンクを見せることを許可するけれど、他人のサイトにはそうしないようにするのは公正と言える。

サンプルデータを見れば競合がどんなだか検討を付けられるだろうが、すべてのサイトの完全なバックリンクのデータを提供するつもりは、僕たちにはない。

整理すると、サイトの所有者に対しては、できる限りの被リンク情報をウェブマスターツールで提供する。しかし、自分が所有していないサイトのバックリンクをlink:コマンドを使って調べても一部しか表示しない。競合サイトが持っている粗悪で評価されていないリンクばかりに注意が奪われてしまうかもしれないからだ。

玉石混淆の状態でリンク情報を知ることが、かえってサイト運営の足をひっぱるかもしれない。だからグーグルは他人のサイトのバックリンクを完全には開示しない。それがマット・カッツ氏の言い分だ。たしかにそのとおりで理解できる(とはいえ、高度なSEOを施策するには競合のバックリンクを調査することも欠かせないので「そこを何とか」と頼みたい気がするのも正直なところだ)。

渡辺隆広氏が、マット・カッツ氏によるこのビデオを要点を絞ってSEMリサーチでまとめているので、ぜひそちらの記事も読んでいただきたい。

アクセス急増のメッセージがグーグルから届いた
★★☆☆☆ 嬉しいお知らせ\(^^)/ (Webmaster Central Help Forum)

グーグル検索からのアクセスが大きく増加したことを通知するメッセージがグーグルウェブマスターツールに届き始めているようだ。

http://example.com/の検索結果のクリックが著しく増加しました。ヤッター!

(原文:Search results clicks for http://example.com/ have increased significantly. Yay!)

同じメッセージが届いたことがヘルプフォーラムの別のスレッドでも報告されている。またWebmasterWorldでもスレッドがたっている。

ただ、メッセージは「急増した」ことを知らせるものではなく、「大きく変動した」際に送られるようで、こちらのブログでは3つのサイトで受けったうち2つは検索トラフィックの急減を知らせるものだったということだ。

日本語でのトラフィック増加のメッセージを受け取ったという情報は筆者には入っていない。ウェブマスターツールに届くメッセージはペナルティ通知を筆頭にもらっても嬉しくないものが多いのだが、この嬉しいお知らせを読者の中で受けった人がいたらぜひ教えてほしい。

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SEO Japan
SEO Japanの掲載記事からピックアップ

セマンティック技術を導入してグーグルが検索を大きく変革するという噂の真相とコンテンツで勝負するリンク獲得術を今週はピックアップ。

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鈴木 謙一

鈴木 謙一(すずき けんいち)

フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。

現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングスの取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。

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※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
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