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[海外情報]
SEOmoz
検索マーケティングのニュース&テクニック
今週と来週の2回にわたって、ここのところ特にグーグルによる取り締まりが厳しくなってきた「不自然なリンク」と、そうしたリンクがグーグルに指摘されたときの対応方法を解説する。
この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、SEOmozの見解を反映しているとは限らない。
悔い改めたリンクネットワーク・スパマーの告白と助言
ほんの一時期だけ、僕が行うSEO業務の中でもリンクビルディングが最も簡単で苦労もほとんどない作業だったことがある。
告白すると、僕はかつてリンクネットワーク・スパマーだった。「ブログネットワーク」とか「記事ネットワーク」とかいうような名称のサービスを利用して、リンクスパムに類する行為をしていたのだ。
既存のコンテンツを書き換えたり、その一部を流用したり自動置換したりして、同一ではないが同じ内容をベースとした何パターンものコンテンツを自動または手動で作成することで、関連性のあるコンテンツを増やす手法。
こうしたサービスに料金を払って登録すると、リンクを構築するということだけを目的として各種サイトのネットワークにコンテンツを投稿することが可能になる。
こういったサイトは誰かに読んでもらうことを意図していないので、多くのネットワークはアーティクル・スピニングで作成されたコンテンツを受け入れ、さかんに助長してしまう。
結果として生じるコンテンツの品質は、間違いなくひどいもので、たとえば次のようなものになる。
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この例は、活発に活動しているブログネットワークサイトから引用した。「ナトリウム・水の集まり・街(Sodium Body of water Town)」は、「ソルトレイクシティ――塩・湖・都市(Salt Lake City)」をアーティクル・スピニング・ロボットが変換したガラクタ語だ。
僕はブログネットワークを使って、複数のサイトにペナルティをもたらしたり、ペナルティから復活させて再びインデックス化させたりしたし、コツをつかんでからは、いくつかのサイトの検索順位を上げ、おとがめ無しで逃げ切ったことだってある。
でも、長い目で見ればスパムコンテンツは効果的な戦略ではないことが明らかになったので、僕は結局やめることにした。悪い予兆があった。グーグルは次第に賢くなり、僕はこれまでに費やしてきたすべての時間を無駄にしてしまう危険にさらされていた。
グーグルは「ユーザーのためにならない」記事に打撃を与えた
その予兆は見えていたし、今も見えている。グーグルはパンダ・アップデートを実施して、ユーザーへの配慮を欠いていた多数のブログネットワークや記事ネットワークに強烈な一撃を加えた。2011年以降、あるグループ専用のものであれ一般に開放されているものであれ、ブログネットワークの検索順位が下がり始めた。大きな注目を集めた出来事の1つは、グーグルがBuildMyRank(BMR)のブログネットワークをインデックスから追放したことだ。
それとほぼ同じ頃、Googleウェブマスターツールで次のような警告がウェブマスターたちに届き始め、操作的でいかがわしいリンク構築手法を使う人々を震え上がらせている。
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http://example.com/ のサイト所有者様 / ウェブマスター様
このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。
具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンクがないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRankを転送するリンクやリンク プログラムへの参加が挙げられます。
Google の品質に関するガイドラインに沿うようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。
サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自分で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。
この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。
お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。
Google サーチ クオリティ チーム
要するに、不正が見つかったらそこでゲームオーバー、というわけだ。一部のサイトではペナルティなしでこの警告を受け取ったが、逆に警告と同時にペナルティを受けたサイトもあった。
いずれにしても、順位を維持または復活させるためには、問題のリンクを取り除く必要がある。さて、では次に何をしたらいい?
ブログネットワークからの投稿がどんなものなのかを知る
前出のような警告をウェブマスターツールで見たときに、グーグルが何のことを言っているのかまったく理解できなかったウェブマスターやサイトオーナー、SEO業者は大勢いる。
たとえば、ある有名なSEO会社に勤める友人からは、こんな不運に見舞われたという話を聞いた。
あるクライアントが前に使っていたSEO業者から自分に発注を切り替えてくれたんだけど、ちょうど自分たちが仕事をし始めたその週に、前の業者の仕事が原因でクライアントのサイトがペナルティを受けたんだ。
何にしても、問題解決のためにまずやるべきことは、疑わしいリンクを見つけることだ。
おかしなリンクを見つけるには、Open Site Explorerや、グーグルまたはBingのウェブマスターツールといったツールが利用できる。
BMRのサイトはすでに締め出され、ペナルティが科され、当面は実用にならないと宣告されてしまったので、旧BMRサイトを参考例として見てみよう。
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しかし実を言うと、BMRでは投稿に対してある程度の品質審査を行っていたので、これでも、今も活動しているたいていのブログネットワークよりも品質が高かったほうなのだ。
ブログネットワークの投稿を見分けるのに役立つ特徴は以下の通りだ。
ひどい内容で、うんざりするようなテンプレートで、「一体誰がこのブログを購読したがるのか?」と言いたくなる。
話題がバラバラで、サイトのテーマに関係がなく、分類もお粗末。
セクションや著者名、連絡の手段などについての情報がほとんど記載されていない。
キーワードと完全に一致するアンカーテキストを大量に使って、リンクがさまざまなサイトへランダムに張られている。
1つの記事は400ワード~500ワード程度で、その中に2つか3つのリンクが張られている記事が多く、しかもたいていは同じサイトにリンクしている。
もし最近になって不自然なリンクに関する警告を受けたのなら、こういうリンクがリンクポートフォリオに数多く含まれている可能性が高い。フッターリンクやブログロールも調べた方がいい。特に、関連性のないサイトからのリンクや、訪問者に読まれることを意図していないことが明白なリンクをね。
この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編では、今回説明したような警告を受け取った場合やペナルティを受けた場合、どのように対処すればいいのかを紹介する。(後編は5月7日に公開予定)
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- 内容カテゴリ:SEO
※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:「不自然なリンクに関する Google ウェブマスター ツールからのお知らせ」への対処法(前編) [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum
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