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スポンサードサーチ Ver.3への移行後に最低限チェックすべき3つのポイント [スポンサードサーチ再入門] | Web担当者Forum

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この記事を読むのにかかる時間: 約 7 分
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スポンサードサーチ® Ver.3への移行により、一部の設定項目や広告配信の条件が変更された。広告がこれまでどおり配信されているか、旧スポンサードサーチ®からの設定が問題なく移行されているか、「移行後にまずチェックしておくべきこと」を解説する。

※あわせて読みたい「スポンサードサーチ Ver.3」に関するおすすめ記事

  • 【基礎編】スポンサードサーチ Ver.3への移行直後によくある質問と回答(近日公開予定)
  • 【活用編】スポンサードサーチ Ver.3への移行直後によくある質問と回答(近日公開予定)

新システムへの移行後にチェックする3つのポイント

Yahoo!リスティング広告の検索連動型広告スポンサードサーチは、11月10日にそのさらなる強化にむけてスポンサードサーチ Ver.3へと移行した。これにより、一部の設定項目や広告配信の条件も変わっているため、あらためて正しく広告がこれまでどおり配信されているか、広告主は確認しておこう。

ただし、同時に広告管理ツールの画面デザインもリニューアルされており、慣れるまではどこを見ればよいのか迷ってしまうかもしれない。ここでは、「スポンサードサーチ Ver.3へ移行してから初めてログインする」または「まだほとんど使っていない」という広告主のために、「移行後にまずチェックしておくべきこと」を解説する。

チェックすべきポイントは次の3つだ。

  • 「ダッシュボード」でおおまかにチェック
  • 「キャンペーンの管理」で各設定をチェック
  • 予算設定と入金関連をチェック

なお、これまでスポンサードサーチを利用したことがあり、Yahoo! JAPANビジネスIDでログインできることを前提としている。

「Yahoo! JAPANビジネスID」とは?

「Yahoo! JAPANビジネスID(以下、ビジネスID)」とは、Yahoo! JAPANが提供する企業向けのサービスやツールを利用するためのIDで、利用者1人につき1つずつ無料で発行される。スポンサードサーチ Ver.3で広告の出稿や管理を行うには、ビジネスIDを利用してのログインが必須となる。

ポイント1
ダッシュボードで広告の配信状況をおおまかにチェック

まずは、以下のYahoo!リスティング広告の「広告管理ツール」にログインしよう。すると、最初に「ダッシュボード」タブの画面が表示される。

※広告管理ツールにアクセスするにはYahoo! JAPANビジネスIDでのログインが必要。

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「ダッシュボード」画面では、各種のお知らせと当月の運用コストがチェックできる

この画面では、スポンサードサーチとインタレストマッチ®に関する「お知らせ」と「当月の運用実績」が示される。ここで、広告配信の大まかなコストを把握しよう。

ここで「コストの額が想定と大きく異なっている」ことに気付いたら要注意。たとえば「思っていたよりも額が少ない」と、配信されていた広告が何らかの理由で配信されていない可能性があり得る。もしもコストの額に違和感を覚えたら、次のステップで各キャンペーンの中身を確認し、その原因をつきとめよう。

仮に広告が配信されていない場合、その理由としては以下のようなことが考えられる。これらを念頭に置きながら、次のステップで広告の設定を確認していこう。

  • 配信設定がオフになっている
  • 予算が少なすぎる(残高がない)
  • 配信スケジュールが終了状態になっている(終了日が過ぎている)
  • 広告費を旧スポンサードサーチ振り込み口座に振り込んでいる
  • キーワードや広告が審査中または審査により配信が停止している
  • 検索数が少ないキーワードである
  • 対象外キーワードの設定内容により配信がされていない
  • キーワードの品質や入札価格が低い
  • ポイント2 「キャンペーン管理」画面で広告設定をチェック

ポイント2
「キャンペーン管理」画面で広告設定をチェック

「ダッシュボード」タブで現状のコストを把握したら、次はスポンサードサーチ®の「キャンペーン管理」画面を使って、広告の配信状況を個別にチェックしていく。

「キャンペーン管理」画面で項目ごとの設定を確認

「スポンサードサーチ」タブへ移動し、「キャンペーン管理」画面に進み、「表示内容選択」で「キャンペーン」をクリックする。するとキャンペーンの一覧が表示され、それぞれの「配信設定のオン/オフ」「配信状況」「1日の予算」「インプレッション数」「クリック数」などが確認できる。

ここでも、これまでの数値と比べて大きな違いがないかチェックしよう。

広告設定のチェックリスト
  • キャンペーンごとに「予算」「インプレッション」「クリック率」などをチェック
  • 配信スケジュールが「オフ」になっていないかチェック
  • 配信スケジュールの終了日をチェック
「スポンサードサーチ」タブの「キャンペーン管理」を表示する
「キャンペーン管理」画面では、「キーワード」「広告」「広告グループ」「キャンペーン」それぞれの設定が確認できる。また、画面左にある「表示階層選択」を使うと、確認したいキャンペーンを簡単に選択できる

移行の前後での変化を比較する場合は、「表示期間選択」で切り替えるとわかりやすい。

「表示期間選択」では「今日」「昨日」「今月」「先月」などの選択肢のほかに、任意に日付を指定することもできる
よく使う機能は左側に~新しい広告管理ツールのデザイン

Yahoo!リスティング広告 広告管理ツール画面のデザインが変更されたため、操作に戸惑う広告主も少なくないだろう。新しいデザインでは、メニューやタブが使用頻度に基づいて配置されており、よく使われるものが画面の左側に集まっている。慣れてくるとマウスの動きが少なくて済むため、楽に操作できるはずだ。

設定したはずの設定が元に戻っているときは

「先日、設定を変更してちゃんと反映されたはずが元に戻っている!?」というケースがあったら、その設定はいつごろ行ったのか確認してほしい。

スポンサードサーチ® Ver.3の開始は11月10日からだが、その直前(10月後半以降)に、スポンサードサーチ旧管理画面で変更した設定内容は、移行されていない可能性がある。「配信停止したはずが、元に戻って配信し続けていた」という逆のケースもあり得るので、心当たりがある場合は確認しよう。

「キャンペーン設定情報」画面でキャンペーンの状態を確認

さらに、「キャンペーン設定情報」や「広告グループ設定情報」の画面では、それぞれの「予算や掲載条件」「ターゲティング設定」「対象外キーワード」の状況を確認できる。

「設定情報」画面は、「キャンペーン管理」タブで、画面左の「キャンペーン一覧」から設定を確認したいキャンペーンや広告グループを選び、メインエリア上部の「キャンペーン設定情報」または「広告グループ設定情報」をクリックする。

「キャンペーン設定情報」をクリックすると詳細が表示される
「キャンペーン設定情報」画面では、キャンペーンごとの詳細が把握できる

登録キーワードが多いときはレポートを使って確認

なお、キーワードの数が500~1000個程度の場合は、パフォーマンスデータ(レポート)を使って確認するほうが効率的だ。

キーワードのパフォーマンスデータは、「表示内容選択」で「キーワード」ボタンをクリックして、「ダウンロード」メニューから「全キーワードのパフォーマンスデータはこちら」または「選択したキーワードのパフォーマンスデータをダウンロード(CSV)」を選択する。

「ダウンロード」メニューからパフォーマンスデータがダウンロードできる

パフォーマンスデータをダウンロードするには、レポートを事前に作成しておく必要がある。パフォーマンスレポートは、「スポンサードサーチ」>「レポート」>「パフォーマンスレポート」タブで作成する。まだの場合は、新規にレポートを作成することになるが、「お勧め設定」などが用意されているので初めてでも難しくはないだろう。

  • ポイント3 キャンペーンの予算設定と入金関連をチェック

ポイント3
キャンペーンの予算設定と入金関連をチェック

スポンサードサーチ® Ver.3移行後に改めてチェックしておきたい残りの項目としては、「予算設定」と「入金関連」がある。どちらもスポンサードサーチ Ver.3で変更された。

キャンペーン予算はキャンペーン単位で必須設定

まずキャンペーン予算の設定は、以前は任意でアカウント単位とキャンペーン単位で日額予算を設定できていたが、現在は「必須」となっている。また、予算設定ができるのはキャンペーン単位の日額予算のみだ。

旧スポンサードサーチ®からスポンサードサーチ Ver.3に移行した際、設定は以下のように移行されている。以前「アカウントのみ設定」「アカウント単位とキャンペーン単位とも未設定」だった場合は、現在の設定を必ず確認しよう。

以前 現在(スポンサードサーチ Ver.3)
キャンペーンとアカウントの両方を設定 キャンペーンの予算がそのまま移行される
キャンペーンのみ設定 キャンペーンの予算がそのまま移行される
アカウントのみ設定 各キャンペーンにアカウント単位の予算が設定される
両方とも未設定 最大値(1,250万円)がキャンペーン予算として設定される
表 移行にともなう予算設定の変更

入金に関する変更を確認

広告配信が停止している場合、何らかの理由で入金が止まってしまっている可能性もある。スポンサードサーチ Ver.3からは、広告主専用の銀行振込口座(専用の口座番号)が用意されるようになった。銀行振込で広告料金を振り込んでいる場合、以前のままの口座に振り込んでいないか確認しよう。

また、銀行振込の際に、名義人(会社名)の前にアカウントIDの記載が不要になっているので注意しよう。

クレジットカードの場合は、カード決済が「Yahoo!ビジネス決済」に変更されている(自動入金の設定は移行されている)。クレジットカードについては、以前は1人3枚のカードを設定できたが、Yahoo!ビジネス決済では1枚しか設定できない。自動入金設定がされているカードを移行しているはずだが、念のためにカード番号などを見直しておこう。

自動引き落としの連絡メールも変更されたので注意

スポンサードサーチ Ver.3から、自動引き落としの連絡メールも変更された。「そういえば、最近お知らせメールが届いていないような気がする」といった心当たりがあるなら、メールを見落としていたり、迷惑メールとして処理されていたりしないか確認しよう。メールアドレスとタイトルは、以下のように変更されている。

旧スポンサードサーチ時のメールアドレスとタイトル:

  • アドレス:listing-adv-support@mail.yahoo.co.jp
  • タイトル:【Yahoo!リスティング広告】アカウントに関するお知らせ: アカウント'アカウント名' 「アカウントID」

スポンサードサーチ Ver.3移行後のメールアドレスとタイトル:

  • アドレス:listing-info@mail.yahoo.co.jp
  • タイトル:(スポンサードサーチ)アカウント:"アカウント名"(アカウントID) クレジットカード引き落としのお知らせ
◇◇◇

Web担当者Forumでは、スポンサードサーチ Ver.3に関して「移行直後に確認しておきたいこと」「知っておきたい変更点」などを、以下の2つの記事でも紹介している。「新しいシステムにまだ慣れていない」「どういう変更があったかまだ把握しきれていない」といった広告主におすすめだ。

  • 【基礎編】スポンサードサーチ Ver.3への移行直後によくある質問と回答(近日公開予定)
  • 【活用編】スポンサードサーチ Ver.3への移行直後によくある質問と回答(近日公開予定)

さらにYahoo! JAPANから、スポンサードサーチに関するFAQや各種資料の公開、ソーシャルメディアを使った情報発信が行われている。公式の情報源として、以下も定期的にチェックしておこう。

Yahoo! JAPANによるスポンサードサーチ Ver.3関連情報

※この記事の内容は、2011年12月現在の情報に基づいています。Yahoo!リスティング広告では、さまざまな機能改善を行っており、実際の画面やボタンの名称等は変更される場合があります。

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