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日本オラクルが「Oracle WebCenter」発表 FatWireのCMSを統合した情報プラットフォームに [ニュース] | Web担当者Forum

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日本オラクルは、マーケティング効果の最大化と業務生産性の向上を支援するプラットフォーム製品「Oracle WebCenter(オラクル・ウェブセンター)」の提供開始を発表した。

CMSベンダーのStellentを2006年に買収したオラクルはこれまで「Oracle Universal Content Management(UCM)」としてコンテンツ管理システムを提供してきた。その後Web CMSとして実績のあるFatWireを2011年7月に買収し統合を進めていた同社がその成果として発表したのが、今回の「Oracle WebCenter」となる。

同製品は、「コンテンツ管理システム」という枠組みではなく、「コンテンツ管理」「業務生産性の向上」「社内コミュニケーションの迅速化」、さらに「マーケティング効果の最大化」といったことを目的に既存の同社製品群を再パッケージしてスイートとしたもので、、20もの同社既存ソフトウェア製品のコンポーネントを整理したスイート製品となっている。

「Oracle WebCenter」は、企業ポータル、ドキュメントや画像・動画ファイルなどを管理する情報共有・流通基盤、企業内のコミュニケーションを迅速化するソーシャル・コミュニケーション基盤を提供するもので、「ユーザーと情報をつなぐ企業向け統合プラットフォーム」として作られている。ここでいう「ユーザー」には次のものが含まれる。

Oracle WebCenterが対象とする「ユーザー」
  • 企業内の従業員
  • 取引先の関係者
  • 企業にとっての顕在的または潜在的な顧客

スイートを構成する各コンポーネントと対象とするユーザー層は、以下の4つに分類される。

  • Oracle WebCenter Sites(顧客向け) ―― FatWire製品はここに位置する。複数チャネルを用いたオンラインマーケティングの企画、展開、ターゲティング、パーソナライゼーション、効果測定などを行うための製品。レコメンデーションやマルチデバイス対応、ソーシャルメディア対応なども含まれている。Oracle Real-Time Decisions(RTD)のアルゴリズムを区三輪セルことで、予測モデルにもとづくセグメンテーションやレコメンデーションを行ったり、多変量解析にもとづく最適化をリアルタイムに行ったりできる。

  • Oracle WebCenter Portal(従業員、取引先向け) ―― 1つの画面上に業務で取り扱う情報やアプリケーションを統合・集約できる統合ワークプレイス環境。全社ポータルのコンテンツ、ワークフロー、業務アプリケーションを個人やチームのワークプレイスに取り込み、一元化されたポータル基盤上でのコンテンツ管理を可能にすることで業務生産性の向上を狙う。

  • Oracle WebCenter Content(従業員向け) ―― ドキュメント、動画、画像、Webページなどのコンテンツを、グローバル対応の複数言語向けを含めて一元管理するコンテンツリポジトリや、コンテンツのライフサイクル管理をする、情報共有・流通基盤。紙の資料を電子化してビジネスプロセスへ組み込む処理基盤も提供する。

  • Oracle WebCenter Social(従業員向け) ―― 企業内コラボレーションやソーシャルコミュニケーション基盤。業務プロセスやアプリケーション内を流れる情報を把握し、チーム内で共有するためのソーシャルツールを提供する(外部のソーシャルメディア連携をするものではなく、内部コミュニケーション向け)。

    ※「Oracle Public Cloud」のサービスとしてのみ提供予定、日本でのサービス開始時期は現時点では未定。

マーケティングやECといった用途に向けてWebCenterの実装を担当できるパートナーに関しては、買収前のFatWireパートナーがそのままオラクルのパートナーに移行しているため、それらの企業が引き続きOracle WebCenterのパートナーとして稼働していくこととなる。そうしたパートナーには、キノトロープ、ロフトワーク、ジークスといった企業がある。

製品価格
製品 1プロセッサあたりのライセンス
(税込み)
Named User Plus
ライセンス(税込み)
Oracle WebCenter Sites 10,869,600円 217,400円
Oracle WebCenter Portal 13,587,000円 271,700円
Oracle WebCenter Content 18,750,000円 375,000円
Oracle WebCenter Social 価格未定。
「Oracle Public Cloud」のサービスとして今後提供予定
Oracle WebCenter Suite Plus 21,739,100円 434,800円
※「Oracle WebCenter Sites」 「Oracle WebCenter Portal」
「Oracle WebCenter Content」 を含む製品スイート
  • 1プロセッサあたりのライセンス:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンス
  • Named User Plusライセンス:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンス

また同社は、「Oracle WebCenter」の各コンポーネントを導入しているユーザー企業によるセミナー「Web、ドキュメント、ポータルの事例とその展開構想」を2月14日(火)に青山同社オフィスで開催する。

「WebCenter Sites」での Webサイト・デザインとターゲティングの設定
「WebCenter Social」をスマートフォーンやスマートデバイスで利用
「WebCenter Portal」で 編集中の統合ワークプレイスとその実行画面
「WebCenter Content」に保存されている文書と、編集中の文書の差分比較シーン
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※このコンテンツはWebサイト「Web担当者Forum - 企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト - SEO/SEM アクセス解析 CMS ユーザビリティなど」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:日本オラクルが「Oracle WebCenter」発表 FatWireのCMSを統合した情報プラットフォームに [ニュース] | Web担当者Forum
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