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「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、 国内と海外の検索マーケティング関連情報を さらっとまとめて毎週金曜日にお届けします。
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多言語・多地域をターゲットにしたウェブサイトの構築についてグーグル ウェブマスター向け公式ブログが説明した。かつて英語版で公開された記事 の邦訳になる。
次の5つのポイントに関して書かれている。
グローバル ウェブサイトの準備
多地域向けウェブサイトの計画
地域ターゲティングの判断要素
URL 構造
グローバル ウェブサイトでの重複コンテンツの管理
特に、多言語・多地域サイトを作る際のURL構造ごとの長所と短所の比較はわかりやすい。
ccTLD
gTLD を使用したサブドメイン
de.site.com
fr.site.com
など
gTLD を使用したサブディレクトリ
site.com/de/
site.com/fr/
など
URL パラメータ
site.com?loc=de
?country=france
など
長所(+)
地域ターゲティングが明確
サーバーの場所に依存しない
サイトの分割が簡単
法的要件に対応しやすい(場合による)
長所(+)
設定が簡単
ウェブマスター ツールの地域ターゲティングを使用できる
複数の場所にあるサーバーを使用できる
サイトの分割が簡単
長所(+)
設定が簡単
ウェブマスター ツールの地域ターゲティングを使用できる
ホストが同じであるため管理がしやすい
長所(+)
(おすすめしません)
短所(-)
入手にコストがかかる
より多くのインフラが必要
ccTLD 要件を満たす必要がある(場合による)
短所(-)
ユーザーが URL だけでは地域ターゲティングを認識できない場合がある(例: 「de」は言語か国か)
短所(-)
ユーザーは URL だけでは地域ターゲティングを認識できない場合がある
サーバーの場所が特定の箇所に集中する可能性がある
サイトの分割が難しい
短所(-)
URL に基づくセグメント化は難しい
ユーザーは URL だけでは地域ターゲティングを認識できない場合がある
ウェブマスター ツールの地域ターゲティングを使用できない
グローバルでサイトを運用しているウェブ担当者は必ず読んでおきたい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
Yahoo! JAPANは、一部のユーザーを対象にしてパーソナライズ検索をテストしている模様だ。
パーソナライズ検索とは、ユーザーごとに調整して異なる検索結果を表示する機能だ。グーグルでは以前から本格的にパーソナライズ検索を採用しており、状況によっては検索結果が大きく違うこともある。しかしながらヤフーのパーソナライズ機能の影響はかなり限定されているようだ。
渡辺隆広氏は次のようにレポート している。
通常の検索結果と比較して、「特定のページ」(1URL)が検索結果の上位に上がってくるだけで、その他の順位は変化が見られない。つまり、パーソナライズというよりも、通常のオーガニック検索に1つの特定URLを検索上位の付近に差し込んでいる、という表現が適切だ。
現在のヤフー検索はグーグルのオーガニック検索を利用しているため、パーソナライズといっても大幅には検索結果を変更できないという事情があるのかもしれない。
今のところ軽微なパーソナライズであったとしても、ユーザーによって検索順位が異なる可能性があることは、ランキングがSEOの絶対的な成果指標にならないということを意味する。賢明なウェブ担当者にとっては周知の事実であるが、ランキング至上主義にいまだに固執しているとしたら、パーソナライズ検索をはじめとする多様な検索結果がもたらす影響を再確認したい。
ところ変われば検索順位も変わる
★★★★☆ グーグルのプレイス検索利用をヤフーが拡大 (SEMリサーチ)
ヤフーの検索結果にグーグルのプレイス検索が差し込まれ始めた ことを、昨年10月にお伝えしている。このプレイス検索の挿入をヤフーはさらに推し進めているらしいとSEMリサーチの渡辺氏がレポートしている。
キーワードにもよるが、検索ユーザーがいる場所が違うと、検索結果がまったくといっていいほど異なる場合がある。これは筆者も実際に確認している。1つ前にピックアップしたパーソナライズ検索と同様に、ランキングをSEO指標の中心に据えるのは心もとない。
ただし渡辺氏によれば、「Google検索結果に表示されるプレイス情報のリンク先が、maps.google.~ となっている場合 」は、ヤフーの結果には差し込まれないそうだ。筆者も確認できた。
渡辺氏の今回の記事は状況報告だけであるが、
これを踏まえてどうすればいいの?って話はまた今度。
とのことなので続編を期待して待ちたい。
グーグルウェブマスターツールに日本語以外の言語でメッセージが送られてくる理由をグーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでグーグル社員のKyotaroさんが説明した。
「Google アカウントの使用言語設定が日本語以外になっていること」 がいちばん大きな原因だそうだ。
英語のメッセージが送られてきて困惑した経験のあるウェブ担当者もいることだろう。ウェブマスターツールのインターフェイスが日本語であってもアカウントの言語設定が英語になっているかもしれない。両者は連動していないのだ。念のため自分のGoogleアカウントの言語設定 を確認しておこう。
100記事目以降、検索エンジン経由の訪問者数が急に上昇しだしたことを綴った記事。記事作成者は特にSEOに詳しいわけでもなく(おそらくSEOに関しては素人さん)、言われるがままに3か月毎日更新し100記事を書いたそうだ。
すると100記事目あたりを境にして検索からのトラフィックが突如として伸び始めた。
ここで重要なのは単純に100記事を書けばいいといいことではない。こちらのブログの記事をいつくか読ませていただいたところ、求めている人がいるであろう役に立ちそうな情報を書いた記事ばかりだった。記事タイトルには検索されそうなキーワードが入りつつも、どんな記事なのか一目で内容を想起できた。また複合キーワードでのロングテール検索でひっかかりそうなキーワードがふんだんに記事に盛り込まれていた。しかしこういったことをご本人は意識していなかったはずだ。
ユーザーが検索しそうな言葉を使い、かつ有益な情報を発信し、そして継続する 、理想的な形のSEOと言えないだろうか? アルゴリズムを分析して検索エンジンの裏をかこうと躍起になっている暇があったら、まともな記事を100記事書くことに労力を費やそう。そのほうがはるかに安定した検索トラフィックを獲得できるに違いない。
ちなみに、Web担当者Forumの連載「ブロガーウォッチング」の筆者でありブロガーとして長く活躍されているいしたにまさき氏も、同じことを言っている(こちらは半年だが)。
まずは自分で、だまって毎日! 半年! ブログをかく
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・インデックス削除の理由は類似した記事の量産
・ドメイン名変更によるサイト移転にランキング下降は付きもの
・フェイスブックのプロフィールがBingの検索結果に出てきた
・noindex robots meta タグのページをサイトマップに記述すべきか
・プレイス検索からスニペットが消えた
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
・レスポンシブWebデザインで作られた10の美しすぎるサイト
・マイクロフォーマット & 構造化データがSEOにもたらすメリット
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インデックス削除の理由は類似した記事の量産
★★★★☆ コピペ記事などもってのほか (Google Webmaster Central Help Forum)
グーグルにインデックス削除のペナルティを受けたので、違反と思われる箇所を修正し再審査リクエストを送信したものの依然として違反が残っているということで解除してもらえませんでした。
どうしたらいいのでしょうか?
米国版のグーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムに上記の投稿があった。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏は次のように指摘したうえで、質問者のサイトにある類似コンテンツを例示し、そういったコンテンツをすべて削除するように諭した。
書き直したり、使い回したり、自動生成したり、その他すでに存在しているコンテンツから派生したものではなく、独自性があって読みたい気持ちになり、質の高いコンテンツを我々のアルゴリズムは高く評価します。
類似コンテンツでインデックス削除されるとは、かなり悪質だったか、もしくは他にも多くの違反を犯していたからであろう。いずれにしても、読む価値のない手抜きコンテンツを量産することは、一見するとページ数を楽に増やせそうに見えるが、良いことは何もない。以前ならばページの量産でグーグルを騙せたかもしれないが、今は軽くても順位の大幅な下落、最悪の場合はペナルティが待っている。
ドメイン名変更によるサイト移転にランキング下降は付きもの
★★★☆☆ 場合によっては数ヶ月!? (Google Webmaster Central Help Forum)
ドメイン名を変更して旧ドメイン名から新ドメイン名に301リダイレクトしたものの、3週間たっても順位が下がったままの状態が続いてしまった。そんなウェブ担当者が公式ヘルプフォーラムで相談を持ちかけた。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏がコメントし、サイトの移転にはどうしても時間がかかってしまう場合があり、その間ランキングが不安定になってしまうことがあると謝っている。
ミューラー氏は、別のスレッド では、サイトの移転ではないもののサイト内のURLをすべて変更することを計画しているウェブ担当者に対して、すべての変更を認識するのにかなり長い時間を要することもあり、場合によっては数か月かかることもあると念を押している。
規模が大きいサイトの移転は再クロールに時間が必要だろうし、301リダイレクトはスパムにも悪用されることが多いからチェックが入念なのかもしれない。長期に渡ってランキングが下がることがあり、ケースによってもその期間はまちまちなので、ウェブ担当者にとって大量のURLの変更は頭の痛い問題である。
米Bingは、検索結果に出てきたコンテンツとそのコンテンツ作成者のフェイスブックのプロフィールとを結びつける機能の運用を開始した。「Linked Pages(リンク・ページ)」と呼ぶ。フェイスブックと検索との連携をより深めることで、友だちに自分のコンテンツを見つけてもらい、また友だちのコンテンツも発見しやすくすることが狙いだ。
Linked Pagesを設定すると、次のように、自分と自分が作ったコンテンツを写真付きでリンクさせることができる。
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グーグルの検索結果での著者情報の表示 に似た機能にも見える。
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しかしグーグルとは違い、友人が作ったコンテンツもその友人のフェイスブックのプロフィールにあなたが代わりにリンクさせることができる。さらにFacebookにログインしているときだけに表示され、かつ友だち関係にあるユーザーにしか表示されないと思われる。今のところ米Bingだけでの利用となるので設定方法の説明は省くが、興味があれば試してみるといいだろう。グーグルよりずっと簡単だ。
noindex robots meta タグを記述したページをXMLサイトマップに含めるべきだろうか?それらのページは検索結果に出したくない。
こんな質問がWebmasterWorldに投稿された。
答えはもちろん「NO」である。XMLサイトマップにはインデックスさせたいページだけを記述するべきであり、フォーラム管理者もそのように回答している。
もっともnoindex タグが書かれたページはインデックスされているが検索結果に出ないだけなので、背後でインデックスさせたいのであればサイトマップに含める意味はあるかもしれない。しかしそんなトリッキーなことをあえてする理由はないだろう。
XMLサイトマップには、ほかにもリダイレクト元のページやrobots.txtでブロックしたURL、正規化の対象となる重複URLなど、検索結果に表示させたくないURLを含めてはいけない。
プレイス検索からスニペットが消えた
★★☆☆☆ SPYWのための余白作成? (Understanding Google Places & Local Search)
グーグルのプレイス検索からサイトの説明文がなくなったようだ。2週間ほど前の発見で日本の環境でも確認できる。
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以前はあった店舗の説明文が消えている。
グーグルからの公式発表は今のところなく、理由は分からない。この変更をいち早くレポートしたマイク・ブルーメンソール氏は、プライベートで共有したコンテンツも含めて検索結果に表示するSearch Plus Your World (SPYW)で友だちが共有したことを示すスペースを確保するためかもしれないと疑っている
今流行り(?)のレスポンシブWebデザインの事例とリッチスニペットにも使われる構造化データの解説記事を今週はピックアップ。
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鈴木 謙一(すずき けんいち)
フリーランスのインターネットコンサルタント。アメリカを中心としたSEO/SEMのコアな情報を日本に持ち込み、「海外SEO情報ブログ 」で“海外SEO”のブランドを確立。サーチエンジンマーケティング専門ソーシャルニュースサイトSphinn(スピン)の公式日本版であるサービス「Sphinn Japan 」立ち上げメンバーでもある(Sphinnの本家はMarketing Landとなり編集記事中心へと路線変更している)。
現在は、株式会社セルフデザイン・ホールディングス の取締役コンサルティングアドバイザーとして、SEOの情報収集やトレーニング、海外のSEOカンファレンス参加などを通じて正しいSEOの普及に取り組んでいる。
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