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「本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」日本クレジット協会が策定、7月実施 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

社団法人 日本クレジット協会(事務局東京都、堀部政男会長)はネット通販のカード決済で増加している「本人なりすまし」による不正使用を防止するため、加盟しているクレジットカード各社に本人確認の徹底を求めるガイドラインを制定、7月1日から運用を始める。加盟各社にはカード決済時に「カード番号」「有効期限」のほか、本人確認ができる情報の入力を要請、世界標準の本人認証「3-Dセキュア」の導入も推奨する。増加するネット通販の「本人なりすまし」によるカードの不正使用を防止し、安心安全なネット環境の整備作りを急ぐ。

策定したのは「インターネット上での取引時における本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」。ネット通販に新規参入した企業を対象に11年3月から実施していた「新規インターネット加盟店におけるクレジットカード決済に係る本人認証導入による不正使用防止のためのガイドライン」を見直し、協会に加盟している全企業を対象にした。

3.本人なりすましによる不正使用防止策 
インターネット上でのクレジットカード取引(*1)を行う場合、以下の対応をとるものとする。 
(1) カード会社の加盟店に対する対応 
カード会社はクレジットカード番号、有効期限の確認に加え、本人なりすましによる不正使用防止策の実施を求める。なお、カード会社は本人なりすましによる不正使用防止策として、3-Dセキュア(*2)を推奨する。 
但し、カード会社は不正使用発生EC加盟店に対しては、3-Dセキュアの導入を求めるものとする。 
(2) カード会社の会員に対する対応 
カード会社は、会員への3-Dセキュアのパスワードの登録促進ならびに不知対
策を推進するものとする。
「インターネット上での取引時における本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」より

7月から運用するガイドラインは、会員登録時に入力した生年月日や住所などの情報入力を、決済のたびに要求するなど本人確認の徹底を求めるもの。入力作業は増えるが、従来より本人確認が担保されるとみている。

対策を講じた加盟店で不正使用が発生した場合は、カード会社に登録したパスワードを入力する本人認証技術「3-Dセキュア」の導入を強く求める。

継続的な促進活動として、スマートフォンなどの携帯電話における「3-Dセキュア」の導入に関するインフラ整備の推進を明記した。

日本クレジット協会の会員企業はカード会社や決済代行会社、通販企業などで構成。カード会社や決済代行会社は加盟店であるネット通販企業に対し、新ガイドラインの実施に関する周知活動を行っている。

・「インターネット上での取引時における本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」の制定について(日本クレジット協会)
http://www.j-credit.or.jp/download/120402_news2.pdf(PDF)

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

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オリジナル記事:「本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」日本クレジット協会が策定、7月実施 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum
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構造化データ(リッチスニペット用)とSchema.orgの真相――プロが疑問に答えよう!(後編) [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum

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[海外情報]
SEOmoz
検索マーケティングのニュース&テクニック

グーグルの検索結果ページでリッチスニペットを出すために必要な「構造化データ」(サイト内の各ページに情報を記述する特別な書き方)に関する解説を、前後編の2回に分けてお届けしている。今回も前編に引き続き、構造化データとschema.orgに関する疑問点とその回答を見ていこう。→後編を読む前に前編を読む

この記事の目次
  1. schema.orgとmicroformatsの利用を比較して、それぞれの長所と短所を教えてください。
  2. schema.orgとmicrodataを利用した場合、リッチスニペットが充実したものになるという以外にどのような利点がありますか?
  3. schema.orgを利用してから、検索順位の向上は確認できましたか?
  4. 高等教育機関では、microdataやmicroformatsをどのように利用すればいいですか? 講座、学位など、新しい「itemtype」を定義できますか?
  5. サイト管理者がレビューセクションに偽のレーティングを表示して悪用できるのでは? グーグルはこれをどうやって監視するのでしょうか?
  6. IMdbの例では画像にitemのプロパティがありますが、検索結果には表示されていません。これはなぜですか?
  7. パンくずリストが検索結果に表示される例はありますか?
  8. 「製品カテゴリ」のページをマークアップするいい方法はありますか? 製品集約ページ(複数のベンダーから入手できる同じ製品のリスト)ではなく、たとえば、さまざまな製品を一覧表示するEコマースのカテゴリページなどです。
  9. こういうマイクロフォーマットのclass属性にCSSでスタイルを設定した場合、何か悪い影響はありますか?
  10. お薦めのリッチスニペット・ジェネレータやスキーマ・ジェネレータはありますか?
  11. マークアップ用のコードをサイト内のどこに置くかは関係ありますか?

Q5 サイト管理者がレビューセクションに偽のレーティングを表示して悪用できるのでは? グーグルはこれをどうやって監視するのでしょうか?

そのとおり、そしてそれは現実に 起こっている。しかも頻繁に

初めは、リッチスニペットを表示させるためにドメイン名をホワイトリストに入れてもらう承認プロセスというものがあり、それには、簡単なフォームを送信してグーグルに情報を提供する必要があった。ただ、これにはかなりの時間がかかり、4週間から6か月ほど待たされたと記憶している。

そういった状況はやがて変わり、ウェブサイトの承認にかかる時間は(アルゴリズムを用いた検証が大きく寄与して)大幅に短縮された。マークアップを実装してから1日程度で、リッチスニペットが生成されていた。もちろんこれを悪用した人もたくさんいて、グーグルはスパム厳しい取り締まりを開始し、ユーザーがリッチスニペットのスパムを報告できるようになった。

レビューデータの有効性に関しては常に疑問もあるが、それを判断するにはかなりの注意を要する。信頼できるサードパーティーによるレビュー用プラットフォームが、たとえばGoogle Shoppingで見られるのと同じような方法で、スパム排除に貢献する役割を高めていく可能性があるのかなとも思うが、それでもなお悪用される危険性は残っている。

Q6 IMdbの例では画像にitemのプロパティがありますが、検索結果には表示されていません。これはなぜですか?

とてもいい質問だ。こういうすばらしいリッチスニペットを作るのに役立つことだろう。

動画のサムネイルやソフトウェアアプリケーション、レシピ検索、ニュース/記事を除くと、画像のプロパティに対するリッチスニペットの対応は依然としてかなり制限がある。

※Web担編注 「IMdbの例」は、前編記事の冒頭ウェブセミナー『microformatsとschema.org』(SEOmoz Pro会員向け)で触れた例だと思われる。

Q7 パンくずリストが検索結果に表示される例はありますか?

Motorauthority.comでは、パンくずリストをマークアップするのにマイクロデータを使用していて、その結果、下のようなスニペットが表示される。

Motorauthority.com
※Web担編注 日本の例として、Web担でのパンくずリストマークアップの結果を見てみるといいだろう。

Q8 「製品カテゴリ」のページをマークアップするいい方法はありますか? 製品集約ページ(複数のベンダーから入手できる同じ製品のリスト)ではなく、たとえば、さまざまな製品を一覧表示するEコマースのカテゴリページなどです。

例として、僕らがカッコイイ衣料品店をやっていて、「Animal」「Quicksilver」「Rip Curl」など、おしゃれなブランドの製品を数多く扱っていると仮定しよう。

「Animal」という大きなカテゴリを例に取って考えてみる。このカテゴリには、バッグ、シャツ、ショートパンツ、フード付きジャケットなどの製品が含まれる。僕らが効果的にできそうなことはいくつかある。

  1. Animalの全製品に関するレビューデータをまとめ、このブランドカテゴリ用に全体的な評価(あるいは「人気度」と呼んでもいい)を作成する。

  2. schema.org/AggregateOfferを利用して、そのカテゴリに含まれる全製品の価格をまとめる。そのカテゴリで販売している製品の総数と、リッチスニペットで価格帯が表示できるように関連する製品の最低価格と最高価格を書き加える。

そのためのコードは以下のような感じになるだろう。

<div itemscope itemtype="http://schema.org/Product">
  <span itemprop="name"><span itemprop="brand">Animal</span></span>
  <div itemprop="aggregateRating" itemscope itemtype="http://schema.org/AggregateRating">
    Animalカテゴリ内の製品の評価
    <span itemprop="ratingValue">5</span>
    (<span itemprop="bestRating">5</span>段階評価)
    <span itemprop="ratingCount">387</span> 件のレビューに基づく
  </div>
  <div itemprop="offers" itemscope itemtype="http://schema.org/AggregateOffer"> 合計
    <span itemprop="offerCount">120</span> 点の衣料を販売中。
    価格帯は <span itemprop="lowPrice">$10.00</span> から <span itemprop="highPrice">$120.00</span>
  </div>
</div>

上のコードを使ってできたリッチスニペットの例が次のようになる。

リッチスニペット

Q9 こういうマイクロフォーマットのclass属性にCSSでスタイルを設定した場合、何か悪い影響はありますか?

マークアップ言語のプロパティにCSSによる書式を直接適用しても、リッチスニペットのコードには何も影響がないはずだ。

正しい命名規則が使われている限り、問題は起きないだろう。

Q10 お薦めのリッチスニペット・ジェネレータやスキーマ・ジェネレータはありますか?

実際にコードを生成できるジェネレータがたくさんあるわけではないけれど、僕が見つけたものをいくつか紹介しておこう。

ほかにも使えそうなツールやプラグインがこのページにまとめられている。

Q11 マークアップ用のコードをサイト内のどこに置くかは関係ありますか?

マークアップが実際にページ内のどこにあるかがリッチスニペットの生成能力に影響することはない。

ただし、マークアップの順序は、特に要素を入れ子にする場合には影響が出る可能性もあるので、グーグルのリッチスニペットテストツールBing Webmaster Tools(WMT)を使って徹底的にテストするのが望ましい。

この記事は、Daily SEOmoz Blog に掲載された以下の記事を日本語訳したものです。
author photo
原文:「The Lowdown on Structured Data and Schema.org - Your Questions Answered!」by Daniel Butler(2012/03/27)
記事セレクション:渡辺隆広株式会社アイレップ) 翻訳:株式会社ガリレオ
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オリジナル記事:構造化データ(リッチスニペット用)とSchema.orgの真相――プロが疑問に答えよう!(後編) [SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック] | Web担当者Forum
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[ユーザー投稿] スマートフォンサイト制作のコツ:レスポンシブウェブデザイン | Web担当者Forum

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※この記事はWeb担の読者によって投稿されたユーザー投稿のため、Web担編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、Web担編集部はこの内容について正確性を保証できません。

1.スマートフォンサイトは横向きで見ることもあります
2.レスポンシブウェブデザインとは
3.通なスマホサイトを作ろう

■スマートフォンサイトは横向きで見ることもあります

続きを読む (3,244 文字)

この記事は編集部のミスで誤って公開状態になってしまっていたてめ、いったん非公開にいたしました。関係者各位にお詫び申し上げます | Web担当者Forum

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この記事は、外部で公開されていたコンテンツをWeb担当者Forumにも掲載させていただきたいということで記事を作成し、著作権者・関係者の方々への許諾と確認をお願いしていたものでしたが、その確認が完了していない状態で、編集部のミスにより誤って公開状態になってしまってたため、公開を停止いたしました。

関係者各位にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

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Googleアナリティクスで成約数を伸ばすために改善すべき数値は? - 6/9~6/15のWeb担の記事まとめ [先週のWeb担まとめ記事] | Web担当者Forum

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先週のWeb担まとめ記事

Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 16 本とニュース記事 16 本です。

忙しい人のためのこの記事の使い方:
  • 上のほうから内容をざっとチェックする
    重要なものほど上の方に置いてあります。
  • 背景が黄色の部分をざっとチェックする
    要チェックのものは色を付けてあります。

今週の担当は、池田です。

[今回の要チェック記事]↓セミナー・お知らせ | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
Googleアナリティクスで成約数を伸ばすために改善すべき数値は?

Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?

  • 「Googleアナリティクスの画面で、どの数値を改善すれば成約数が伸びるでしょうか?」は、「誰もが受けたい!アクセス解析5分クリニック」の記事。

    アクセス解析の画面にはさまざまデータが示されています。しかし、「どの数値を改善すればいいのか?」ということを知るためには、いくつかのステップを踏む必要があります。

    今回の記事では、どの数値を見て改善に取り組めばいいのか、「改善のとっかかり」を見つけるための具体的なノウハウを説明します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/11/12920 (今回の記事)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/5662 (バックナンバー)

  • 「パンダとペンギン ―― グーグルのアルゴリズム更新の正体と対処法」は、SEOmoz特別版、SEOmoz社長からWeb担への書き下ろし寄稿です。

    グーグルが2011年から2012年にかけて実施した大規模なアップデート、通称パンダ・アップデートとペンギン・アップデートと呼ばれるものは、「質の低いコンテンツ」「自然でないリンクプロファイル」を対象としたものです。

    パンダとペンギン、それぞれのアップデートがどういったものなのか、その正体と対象法を解説します。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/14/12899 (今回の記事)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/804 (バックナンバー)

  • 「SEOを発注する前に必ず知っておくべきこと など11+4記事」は、「海外&国内SEO情報ウォッチ」の記事。

    1週間のSEO/SEM情報をまとめるこのコーナー。今週のトップストーリーは、SEOを外部業者に発注する際にSEO上のダメージを受けないためのグーグル公式注意ポイントです。

    SEO会社のガイドラインに違反した施策によって検索トラフィックを失わないようにするには、どうすればいいでしょうか。

    他にも、スマホ最適化、ソーシャルメディアでリンクを獲得する方法、サイトリニューアル時の注意点などの情報をそろえています。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/15/12984 (今回の記事)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/3723 (バックナンバー)

  • 「アドワーズのランディング先がFlashなら要注意、進むスマホ包囲網」は、「企業ホームページ運営の心得」の記事。

    モバイル版(スマホ)のアドワーズ広告では、ある条件において広告が表示されないケースがあるようです。それは、ランディングページにFlashがあるかどうか。Flashに対応していない、iPhoneなどを考慮してのようです。

    スマートフォン向けの施策を考えている人は、広告がきちんと表示されているのか、この記事とともにぜひチェックしてみてください。

    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/13/12946 (今回の記事)
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/657 (バックナンバー)

Web担の姉妹サイトもお役に立てるはずです。
データセンター(iDC)に携わる方には
データセンター完全ガイド
レンタルサーバーに興味のある方には
クラウド&サーバーホスティング完全ガイド
企業内情報システムのお仕事をされている方には
IT Leaders
ソフトウェア開発者の方には
Think IT

[セミナー・お知らせ]↑要チェック記事 | ↓人気記事 | ↓解説記事 | ↓ニュース記事
6月末のセミナー・イベント情報×5件

※「先週のニュース記事」の「イベント/セミナー」欄ユーザー投稿でのセミナー告知もご覧ください。

Webビジネス(6/22)

Webがビジネスにもたらす経済的価値の考察をテーマにしたセミナーを、ルグランとロフトワークが6/22に青山で開催します。参加費は無料。

http://www.legrand.jp/content/view/366/175/

メールマーケティング(6/28)

第24回「メールマーケティング大学」がPDSサイクルのまわし方や効果向上をテーマに6/28に銀座で開催されます。アルトビジョン主催、参加費は5,000円。

http://www.altovision.co.jp/seminar/2012/release.20120628.html

スマートフォン(6/21、6/26)

スマートフォンの最新動向と対応を解説するライブセミナーをJストリームが6/21と6/26に開催します。両日とも同じ内容、事前登録制。

http://www.jstream.jp/seminar/20120621-0626seminar/

SEM(6/26)

米国のSEM最新事情や検索エンジンからの集客ノウハウをテーマに、インフォキュービック・ジャパンと日本ベリサインが6/26に無料セミナーを八重洲で開催します。

http://www.infocubic.co.jp/media01/seminar-2012-06-26.html

ネット広告研修(6/28、6/29)

インターネット広告の基本実務研修をインターネット広告推進協議会が6/28と6/29に赤坂で開催します。一般参加費は6,000円。

http://www.jiaa.org/contents/seminar/study12p.html

先週の人気記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↓解説記事 | ↓ニュース記事

Web担で先週公開された記事のうち、「今回の要チェック」に次いでアクセスが多かった記事です。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • Attribution.jp分室
    需要予測とアトリビューションを連携。オトナの事情に負けずに分析→最適化を推進:リクルート小川氏×アタラ有園氏 対談
  • 衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座
    ページビュー数とイベント数を理解する[第10回]
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/14/12967
    by 衣袋 宏美(株式会社クロス・フュージョン)
  • 編集長ブログ―安田英久
    コンテンツマーケティングに効く「ネタ繰り」の意外で効果的な手法
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/06/12/12952
    by 安田英久(Web担 編集長)
  • ユーザー投稿記事
    これで完璧!EFO(エントリーフォーム最適化)でチェックしたい30個のポイント
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2012/06/12/12962
    by 栗原康太_株式会社ガイアックス
  • ニュース記事
    国内ソーシャルメディア人口は前年比143%の5060万人に、『インターネット白書2012』6/29発売
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2012/06/12/12973
    by 池田真也(Web担 編集部)

先週の解説記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↓ニュース記事

Web担の解説記事には、ウェブサイトをビジネス活用したい人向けの情報がたっぷり詰まっています。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

  • SEOmoz - 検索マーケティングのニュース&テクニック
    構造化データ(リッチスニペット用)とSchema.orgの真相――プロが疑問に答えよう!(前編)
  • インタラクティブマーケティング統計データ by ユニメディア
    d-menu検索のCVRが上昇傾向、スマートフォンの検索利用はGoogleがトップ | インタラクティブマーケ統計2012年4月
  • 【レポート】Web担当者Forum ミーティング2012 Spring
    グローバル化にも対応!あらゆるデバイスで実現する最高のウェブ体験 | アカマイ
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    無難なコーディネートを提案する男性服ECサイト「メンズファッション+」開設
  • 日本ネット経済新聞ダイジェスト
    リンクシェア、楽天ポイントが付く無料アプリ「楽天Install App」提供開始
  • ニュース記事
    電通、店頭での書籍プロモーションを可能にするARアプリサービス「ミル+(ミルタス)」を開始
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2012/06/09/12950
    by 岩佐 義人(Web担 編集部)
  • ユーザー投稿記事 by 栗原康太_株式会社ガイアックス
    WEBサイトリニューアル時に営業に確認したい5つのポイント
  • ユーザー投稿記事 by ロックウェーブ
    売れ続けるスマートフォンECサイト構築(ミッション・ビジョン・コンセプトの設定方法)
  • ユーザー投稿記事 by altovision
    7月5日(木)セミナー、アルトビジョン、アクセラテクノロジ、エムティーアイ共催『スマートフォンビジネス最前線!~スマホビジネスの勝利の方程式とは~』
  • Web担アクセス数上位ランキング
    部長になった瞳の初仕事はリストラ?/人気記事ランキング2012-6-2~6-8
  • 先週のWeb担まとめ記事
    ページ内行動の可視化で実現したケタ違いのサイト改善とは? - 6/2~6/8のWeb担の記事まとめ

先週のニュース記事 ↑要チェック記事 | ↑セミナー・お知らせ | ↑人気記事 | ↑解説記事

大手のニュース媒体では紹介されない、ホームページの企画・構築・運営や、ウェブマーケティング関連のニッチなニュース記事ならWeb担で。

背景色が薄く黄色になっている項目はWeb担編集部のお勧め記事。

編集後記

数か月前に外付けHDDを購入してテレビ録画を開始。500時間なんて使い切れないと思っていましたが連ドラ予約でいつの間にか半分に。ほぼNEWマークついたままのナイトライダー、CSIシリーズをどうしようかと思案中。まあDVDも持ってるんですけどね。(池田)

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[ユーザー投稿] インタラクションデザインをHTML5,CSS3,JavaScriptで実現しよう:SwapSkillsDoubbble(6) | Web担当者Forum

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インタラクションサイトをHTML5+CSS+JavaScriptで実現するためのスキルやノウハウが学べるカンファレンスです。
ブランディングサイトを企画しているプロデューサーやディレクターにも、スマートフォンなどの端末だけにこだわらない
Web技術の進化とプロモーションのヒントやイノベーションが生まれるカンファレンスです。

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[ユーザー投稿] レスポンシブWebデザインはトレンドではない! 〜実装メリットとコンセプトの正しい理解を深めよう〜 SwapSkillsin Nagoya | Web担当者Forum

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2011年から話題になりだした「レスポンシブWebデザイン」。
ただ、日本ではコンセプトを理解せずに言葉遊びや流行という認識が多くあり、レスポンシブWebデザインも同様に流行としてとらえている方がいるようです。
スピーカーによるレスポンシブWebデザインの書籍発売に先駆けてその全貌をご紹介いたします。

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[ユーザー投稿] 【7月6日】大学Web担当者向けオンラインセミナー「これからの大学Webサイトに求められるデザインとユーザビリティの両立」を開催 | Web担当者Forum

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ブルー・バンブー株式会社は、Webサイトの積極活用を考えている大学Web担当者を対象とした、オンラインセミナー「これからの大学Webサイトに求められるデザインとユーザビリティの両立」(無料)を7月6日(金)に開催いたします。

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[ユーザー投稿] 6月平日開催!JWDA初級ウェブ解析士認定講座のご案内(試験のみも可) | Web担当者Forum

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※この記事はWeb担の読者によって投稿されたユーザー投稿のため、Web担編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、Web担編集部はこの内容について正確性を保証できません。

アクセス解析の基本がわかる!これまでの「何となく」の理解が「自信」に大変身!JWDA初級ウェブ解析士認定講座を6月の平日に札幌で開催決定!新たに、スマホやソーシャルメディアの分析、アトリビューション分析の基礎知識を追加しました。事前学習前提での講義になりますので、申込はなるべくお早めに。

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クルーズ ファッション専門モール「SHOP LIST」開設 開始9か月の「クルーズモール」を刷新 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

CROOZ(クルーズ)はこのほど、運営する総合ECモール「CROOZ MALL(クルーズモール)」とファッションECサイト「イマコレ」を統合し、ファッション専門モールを7月1日に立ち上げると発表した。「クルーズモール」は昨年9月に開設したばかり。思うように売り上げが伸びず、出店者集めも苦戦していたことから、得意とするファッション分野に特化することで巻き返しを図る。

新たに開設するモールの名称は「SHOP LIST(ショップリスト)」。「クルーズモール」の既存の出店者250店の内、ファッションECの出店者20~30店舗が専門モールに移行する見通しだ。

「クルーズモール」は総合ECモールとして、家電や食品のEC事業者の誘致も進めてきた。しかし、女性会員が多くを占める自社運営のブログを主な集客媒体にするなど、集客対象が若年女性に偏っていたことから、ファッション商品は順調な売れ行きを見せたものの、食品などの売れ行きは不調だったという。

少ない店舗支援スタッフをより効率的に配置し、売り上げを増やすため売れ筋のファッションに特化することにした。

既存モールの会員情報や獲得済みポイントなどは、新モールに引き継ぐ。

モールに出店しているファッションEC事業者からは「出店者が絞られるため、集客効果が高まる」「ファッションに特化することで、よりスタイリッシュなデザインになることを期待する」(ファッションEC事業者)と方針変更を評価する声がある一方で、業界には「開始9カ月で方針を転換するのは見通しが甘かった証拠。今後も期待できない」(EC支援事業者)という厳しい見方もある。

・CROOZ MALL(クルーズモール)
http://croozmall.com/

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広告主と代理店とツールベンダーが語る、WEB戦略の本音 WEB戦略構築の最前線をディスカッション | ネクソン、マッキャンエリクソン、ロックオン [【レポート】Web担当者Forum ミーティング2012 Spring] | Web担当者Forum

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【レポート】Web担当者Forum ミーティング2012 Spring

セミナーイベント「Web担当者Forumミーティング 2012 Spring」(2012年4月19日開催)の講演をレポートする。他のセッションのレポートはこちらから。

クリックするとセミナーの内容を動画でご覧いただけます(動画を別ウィンドウで開く
クリックで動画を表示
(ボックスが広がって
再生が始まります)
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ネットマーケティングで成果を出すためにはどうしたらいいのか。基調講演に続いて行われたA1セッションでは、広告主、代理店、コンサルティング会社の実務担当者が集まり、最新事例を交えて活発なパネルディスカッションが行われた。

ソーシャルメディアの効果を可視化することが課題

株式会社ロックオン
マーケティングメトリックス研究所
所長
中川 斉 氏
株式会社マッキャンエリクソン
UMデジタル局
デジタルプランナー
松浦 竜馬 氏
株式会社ロックオン
営業ユニット
ユニット長
一木 捻人 氏
株式会社ネクソン
マーケティング室 兼 新規事業室
萩原 俊太郎 氏

ネット広告の効果検証ツール提供などを展開しているロックオン。本セッションでは、同社マーケティングメトリックス研究所 所長の中川斉氏がモデレーターを務め、ネットマーケティングの新手法やチームビルディング、データ活用などをテーマに、パネルディスカッションが行われた。

パネリストとして参加したのは、オンラインゲーム事業のネクソンで、モバイル向け新規事業/マーケティング企画を担当する萩原俊太郎氏、大手代理店マッキャンエリクソンのデジタルプランナー 松浦竜馬氏、そしてロックオン東京支社営業ユニットの一木稔人氏の3名。広告主、代理店、そして効果測定などに強みを持つコンサルティング会社という、三者三様の視点から、意見交換がなされた。

トークセッションのテーマは4つ。1つ目は「最近注目している新手法は?」だ。マッキャンエリクソンの松浦氏は、「やはりまだソーシャルメディアに注目している」と話し、その理由を次のように述べた。

ソーシャルメディアは、いまだに言葉だけが先行している状況で、キャンペーンが実際にビジネスゴールにどう結びついているかは、ダイレクトな数字としては可視化できていません。私はこの2012年度に、そこを可視化していきたいと思って注目をしています(松浦氏)

可視化のやり方としては大きく2つの方法、まず「KPIとビジネスゴールをきちんとひも付け」し、そのうえで「すべて施策の成果を定点的に測定し、ソーシャルメディアで施策を行ったときの変化を見る」ことを考えていると説明した。

また、ロックオンの一木氏は「自然検索、各種広告、ソーシャルメディアのデータがどう絡み合っているのか。アトリビューションについてお客さまから相談されることが増えている」と話す。

今、ある企業でアトリビューション分析のテストマーケティングを実施しています。アトリビューションを数値化し、効果のあるなしを判断する1つの基準としていただくための取り組みを行っています(一木氏)

一方、ネクソンの萩原氏が注目しているのは、ソーシャルメディアではなく、ユーザーID軸のデータに基づくアトリビューション分析だ。ソーシャルメディアとオンラインゲームは相性が良さそうな気もするが、「自社のウェブの立ち位置を鑑み、1つのコンタクトポイントとして設定しているだけ」だと萩原氏は説明した。

ビジネスゴールに向けたKPIを明らかにする

次にテーマは、2つ目の「マーケティング全体の中でのWeb」へと移った。ここではまず松浦氏が、ネットマーケティングの位置付けについて、代理店の立場から次のように説明した。

マッキャンエリクソンという代理店では、マーケティング全体を俯瞰して物事を考えなければいけません。ですからネットマーケティングにおいても、ビジネスゴールに向かってどんなKPIが設定できるかを、重要視しています(松浦氏)

具体的に松浦氏は、ビジネスゴールまでの流れを数値化するために、「トラフィック」「エンゲージメント」「コンバージョン」の3つのポイントで、KPIを設定しているという。また、KPIに至るまでのプロセスを細分化して、各プロセスとKPIとの相関を明らかにすることも重要だと付け加えた。

たとえば、サイト内でのユーザーの動きとエンゲージメントとのつながりや、ソーシャルメディア上のキャンペーンとWebサイトのトラフィックとの関連性を見る、といった具合だ。次のテーマであるチームビルディングにも関連するが、こうすることでチームの各メンバーの目標数値が、ビジネスゴールにどうつながっているかを理解・共有できるという効果もある。

松浦氏の説明に対し、萩原氏から「エンゲージメントKPIとはたとえばどのようなものか」という質問が挙がった。松浦氏はエンゲージメントを「端的に言えば、絆のようなもの。ユーザーが自分たちのブランドに対し、興味を持ったり、いいなと思ってくれたりすること」と定義し、たとえばキャンペーンページでYouTubeの動画を見てくれたことも、エンゲージメントKPIの1つだと具体例を示した。実際にエンゲージメントKPIにマイクロコンバージョンを設定するなどして、最終コンバージョンとの相関を可視化できるようにしているという。

続いて3つ目のテーマである「キャンペーンを円滑に進めるチームとは」へと話題は移る。

ここでは松浦氏は、前述のKPI設定の重要性を踏まえ、ビジネスゴールを見据えてコンパスのように行き先を示す「KPIプランナー」が、チーム内に必要になると主張した。そして、その役割を果たすのは代理店ではないかと話した。

これを受けて、ロックオンの一木氏は「弊社のような効果測定のベンダーが、広告主と代理店の間に入り、データ分析などについて技術的な提案をすれば、いいチームができるのではないか」と提言をした。

広告主がキャンペーンのチェックに用いる「4つの視点」とは?

最後のテーマは、「データの活かし方/問題点」だ。ここではネクソンの萩原氏が、広告主が広告(キャンペーン)をどのように数値で評価しているかを、詳細に説明してくれた。

ネクソンでは、オフラインも含めたすべてのマーケティング施策を行った結果、「コンバージョン数や収益などの目標数値が、中長期的に右肩上がりにあるかどうか」を基本視点としてチェックしていると萩原氏は話す。短期的に一喜一憂することはないが、代理店にはCPAなど日々のオペレーション領域の目標をクリアするためのロジック設計と、実際の遂行能力を求めているという。

キャンペーンの成果検証は次の4つの視点からチェックしている。

  1. 収益(売上)が投資を上回ったか。
  2. 新規ユーザーを獲得できたか。
  3. リピーター維持ができたか。
  4. コスト(CPA)が下がったか。

萩原氏は「これらができない、もしくは結びつかないと思われる施策に関しては、基本的にやりません」と断言した。成果検証は、専門的な統計解析ツールを用いて実行前後のデータを客観的に検証しており、「なんとなくよかった」といった検証活動は極力排除している。

先ほど述べましたが、今マーケティングのコスト抑制のために、広告接触によるユーザーの態度変容をユーザーIDベースで時系列に可視化するという、アトリビューション分析をしようとしています。そのうえでユーザーの心理導線上に、“ディーラー”を置いて広告効果を高めていきたい。“ヤフーの広告枠が今いくらでお得ですよ”という提案には乗りたくないと思っています(萩原氏)

そして広告主として興味を持っている課題として「個人的な興味もある」と断ったうえで、「プロダクトのライフタイムを考慮した際のマーケティングの投資上限のモデル化」と「実務的な定量的分析処理の限界」という2つの課題を挙げ、今後のマーケティング施策の可能性についても言及してくれた。

伝統的なマーケティングの知見から導かれた施策は、どれも似通ってしまう。生物学や脳科学かもしれないし、行動経済学かもしれないが、何か別の学問領域の研究成果を取り入れたら、新しいマーケティングの考え方ができるのではないか(萩原氏)

広告主とパートナー企業がチームを組み、ネットマーケティングに取り組んでいるケースは多いだろう。しかし、どのような考えでマーケティングに取り組んでいるのか、お互いに意見を交換することは、あまりないかもしれない。普段の仕事とは異なる視点から、マーケティングを見つめ直すことができるという意味でも、貴重なセッションとなった。

【取材・執筆】
モジカ
担当:鶴田修朗(スクリプトLLC 代表)

講演、音声、動画などのコンテンツをテキスト化し、情報を利用・加工・検索・共有しやすくするサービスを提供している。

http://www.moji-ca.net/

【撮影】
株式会社Lab
鹿野宏、石川恵愛

http://www.hellolab.com/

ヒューマンセントリックス
【動画撮影・編集・配信】
株式会社ヒューマンセントリックス

主にBtoB企業向けにリード情報を獲得する為のWebセミナー商品・サービスなどのプロモーション動画、そして導入事例インタビュー動画を、企画~撮影~制作~配信までをワンストップで提供、営業・マーケティング活動の支援を行っている。

大手IT企業を中心に680社、6,000コンテンツ以上の製作実績(2012年5月現在)、そしてリピート率92%以上と、費用対効果の高さが特長。

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オリジナル記事:広告主と代理店とツールベンダーが語る、WEB戦略の本音 WEB戦略構築の最前線をディスカッション | ネクソン、マッキャンエリクソン、ロックオン [【レポート】Web担当者Forum ミーティング2012 Spring] | Web担当者Forum
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[ユーザー投稿] 7/6(金)大阪開催!アクセス解析を顧客分析に繋げる解析例から業務効率化のコツまで<SiteTrackerセミナー> | Web担当者Forum

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※この記事はWeb担の読者によって投稿されたユーザー投稿のため、Web担編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、Web担編集部はこの内容について正確性を保証できません。

好評につき、大阪で開催!アクセス解析を軸としたWebマーケティングのトレンド、アクセス解析ツールのタイプ別特性から、SiteTrackerの特性を活かしたユーザ行動分析、SiteTrackerの運用のヒントや事例まで、まるっとお話します。

続きを読む (1,386 文字)

[ユーザー投稿] 【6月29日大阪】『Google Analytics使いこなしセミナー 初級編』を開催(パワー・インタラクティブ) | Web担当者Forum

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デジタルマーケティングの専門コンサルティング会社、株式会社パワー・インタラクティブは、Google Analyticsを設定したが業務に活用できていない、社内で運用するためのアクセス分析スキルを学びたいといった課題をお持ちのご担当者を対象に、『Google Analytics使いこなしセミナー 初級編』を6月29日大阪にて開催いたします。

続きを読む (2,285 文字)

Facebookページ管理人の権限が5種類になってチーム運営向けに [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum

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今日は、Facebookページの話を。少し前ですが、Facebookページの管理人(管理者)の権限の設定が増えていました。まさに企業が複数のスタッフで役割を決めて運営するための仕組みになっています。

5月末ごろから、Facebookページの管理人の権限が5種類に増え、役割ごとに設定できるようになっていました。飲み会などで話していて意外とご存じない人がいたので、少しタイミングがずれましたが、改めて記事でご紹介します。

以前に掲載して人気記事になった「企業Facebookページ制作マニュアル:18個の手順」の記事が公開された直後の変更でしたね。

現在は、Facebookページの管理人を指定するときに、次の5種類の権限のどれかを指定できるようになっています。

  • マネージャ ―― 管理人権限を管理したり、メッセージを送信したり、ページとして投稿したり、広告を作成したり、インサイトを見たりできます。
  • コンテンツ作成者 ―― ページを編集したり、ページとしてメッセージの送信や投稿をしたり、広告を作成したり、インサイトを見たりすることができます。
  • モデレータ ―― ページへのコメントに応答したり、コメントを削除したり、ページとしてメッセージを送信したり、広告を作成したり、インサイトを見たりすることができます。
  • 広告管理者 ―― 広告を作成したり、インサイトを見たりすることができます。
  • インサイトアナリスト ―― インサイトを見ることができます。

それぞれの役割でできることは、次のとおりです。

  マネージャ コンテンツ
作成者
モデレータ 広告
管理者
インサイト
アナリスト
管理人の役割を管理する      
ページを編集する、
アプリを追加する
   
投稿をページとして作成する    
コメントに返信する、
コメントを削除する
 
メッセージをページとして送信する  
広告を作成する
インサイトを見る

すでに存在する管理人は「マネージャー」になっているので、必要に応じて権限を変更することもできます。

管理人の権限を指定(変更)するには、Facebookページの上部に表示されている管理者用パネルの右上にある[Facebookページを編集]ボタンをクリックして編集画面へ行き、左側のメニューから[管理人の権限]を選びます。


以前は、Facebookページの管理者権限は「管理者」として登録できるだけでした。つまり、管理側の人間は全員が管理に関するすべての作業を行える構造でした。

これは、言ってみればブログツールの管理者がブログのシステム全体の管理も記事の投稿も行えるような状態ですね。

それが上記のように複数の権限を設定できるようになりました。

これは、言ってみれば企業向けの本格CMS(コンテンツ管理システム)で、管理者に各種権限を設定できるのと同じです。

つまりFacebookページは、これまでのブログのような運営スタイルだけでなく、企業サイトのようにチームでそれぞれが役割をもって運営するスタイルにも対応できるようになったのです。

おそらく、そうした運営をしているユーザー企業から権限分割のニーズが高まり、対応したのでしょう。


「Web業界の仙人」と呼ばれているキヤノンマーケティングジャパンの増井さんは、Web担のイベントで講演していただいたときに、同社の運営手法として次のような仕組みにしているということを話されていました。

すべてを統括するWebマスターを1人の人間で兼ねることは困難であるため、「Webコミュニケーションマスター」「Webコンテンツマスター」「Webシステムマスター」の3つのマスターを任命し、組織としてWebマスターを機能させている。

今回の管理人権限の分け方をみても、Facebookページではシステムは基本的にFacebookが管理しているため除外して、コミュニケーションマスターとコンテンツマスターの役割のための権限を設け、さらに外部の広告代理店などが広告を出稿するための「広告管理者」と、日本ではまだ専業が少ないですが海外では職種として増えてきている「データ分析(アナリスト)」の役割を設定しているという形ですね。

Facebookページは本格的に、企業が組織で運営するものになってきていることを感じます。逆に言うと、組織側も、「担当者が1人で頑張る」でなく、継続して質の高いコミュニケーションできるように体制を作って行かなければいけないということでしょうか。

これらの権限をだれに割り当てるのかを考えるにあたっては、そもそもFacebookページで企業が何を行うのか、その具体的なタスクをブレークダウンして考えておかなければいけません。

御社のFacebookページ運営チームは、適切に役割分担して進められるようになっていますか?

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トランスコスモス、スマートフォン広告の効果を測定するツール「TSPAD」の提供を開始 [ニュース] | Web担当者Forum

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ITアウトソーシングサービスのトランスコスモスは、スマートフォン広告の効果を測定するツール「transcosmos SmartPhone Ad tracking(TSPAD・ティースパッド)」の提供を開始した、と6月18日発表した。TSPADは、急速な普及により、企業のマーケティング手段として重要性が増しているスマートフォンにおけるあらゆる広告施策の効果を測定する専用ツールで、広告出稿の一元管理やアプリのダウンロード数、アプリ内アイテム課金などの測定が可能となる。

TSPADは、複数の主要なアドネットワーク、リワード広告、アフィリエイト広告と連携することで、媒体ごとの変更が必要だったタグの設定を不要にした。すべてのスマートフォン広告を一元管理するため、広告効果の比較分析や改善施策がすぐに実行できる。TSPADが提供するSDK(ソフトウェア開発キット)を利用すると、アプリのダウンロード数、アプリを使った商品購入、ゲームのアイテム課金、使用状況が測定可能。また、会員登録や資料請求、商品購入、ユーザーの月額コース登録、変更、退会などのコンバージョンを広告別に測定することができる。

トランスコスモス
http://www.trans-cosmos.co.jp/

TSPAD
http://www.t-spad.jp/

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セールスフォースとTwitter社、「Twitter Firehose」機能を「Salesforce Radian6」に提供することで合意 [ニュース] | Web担当者Forum

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クラウドサービスの米国セールスフォース・ドットコムとTwitter社は、すべての公開ツイートをリアルタイムに取得する「Twitter Firehose」機能を、セールスフォース・ドットコムのソーシャルメディアモニタリング・分析プラットフォーム「Salesforce Radian6」に提供することで合意した、と6月18日発表した。この提携によって企業は1日あたり4億を超えるツイートの分析が可能になる。

Salesforce Radian6のユーザーは、公開ツイートをリアルタイムに取得する「Twitter Firehose」へのフルアクセスが可能となり、企業は自社の製品やブランド、業界についてソーシャル環境で流れる会話をタイムラグなく把握できるようになるため、顧客とのコミュニケーションを即座に図ったり、顧客との関係を強化することができるという。

セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/

Salesforce Radian6
http://www.salesforce.com/jp/radian6/

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アジャイルメディア、「ユーザーチャート」にTwitterの発言傾向を可視化する「ユーザーマップ機能」を追加 [ニュース] | Web担当者Forum

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ブログマーケティングのアジャイルメディア・ネットワークは、ソーシャルメディアの影響力を可視化するツール「ユーザーチャート」に、「Twitter」での発言傾向を可視化する「ユーザーマップ機能」を追加した、と6月18日発表した。ユーザーマップ機能では、Twitter上のユーザーの発言内容、発言傾向を分析し、ツイート数、URLを含むツイート数、リプライの数、「RT」の数などを総合的に判断してユーザーを「キュレーター」「ネットワーカー」など4つのカテゴリに分類する。

ユーザーマップ機能では、URLを含む発言数が多いユーザーは「キュレーター」に分類する。キュレーターは、ユーザー同士のコミュニケーションよりも話題のニュースをピックアップして発信するタイプ。URLを含む発言数が多く、リプライでの会話が多いユーザーは「ネットワーカー」となる。公式RT、非公式RT、リプライが多いユーザーは「コミュニケーター」となり、公式RT、非公式RTが多く、発言数も多いユーザーは「プレゼンター」に分類する。ユーザーのソーシャルメディア上の影響力をフォロワー数などだけで判断するのではなく、ユーザーがどのようにソーシャルメディアを活用しているかを理解することで、効果的なコミュニケーション戦略の立案が可能になるという。

アジャイルメディア・ネットワーク
http://agilemedia.jp/

ユーザーチャート
http://userchart.jp/

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楽天 マレーシアに進出 東南アジアでは3カ国目 [日本ネット経済新聞ダイジェスト] | Web担当者Forum

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日本ネット経済新聞ダイジェスト

楽天は5月24日、マレーシアにラクテン・マレーシア(上野昌哉社長)を設立し、同国に進出すると発表した。今年後半をめどに日本の「楽天市場」と同様の出店型のインターネット・ショッピングモール「ラクテン・オンライン・ショッピング」を開設する予定。東南アジアへの進出は、タイ、インドネシアに続き、3カ国目となる。

「ラクテン・オンライン・ショッピング」では、現地の大手小売企業を中心に出店誘致を進めていく。ファッション、デジタル・電子機器、書籍、高級品など多様な商材を提供していく予定だ。

将来的には、日本の「楽天市場」をはじめ、各国・地域における楽天グループ傘下のECサイトとの連携も検討していく。

今後、出店者の募集を開始するとともに、サービス整備に向けた各種準備を本格的に進めていく。

楽天は、欧州や北米などネット先進国に対しては、既存EC企業を買収することにより進出する一方、新興国に対しては新たに現地法人を設立し、事業の立ち上げを図っている。楽天の海外のモール流通額(11年12月期)は約1100億円にまで拡大している。

・楽天株式会社のニュースリリース
http://corp.rakuten.co.jp/newsrelease/2012/0524.html

※記事内容は日本ネット経済新聞の紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

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オリンピックはNGで五輪はOK。アンブッシュマーケティングとの境界線 [企業ホームページ運営の心得] | Web担当者Forum

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Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の268

迎え撃てるか、なでしこ

まもなく始まるロンドン五輪に期待が高まっています。連勝記録の途絶えた女子レスリングの吉田沙保里に、勝って弾みをつけるはずだった「トゥーロン国際」で決勝トーナメントに進めなかった男子サッカー五輪代表と、嫌な空気がただようなか、がぜんサッカー女子代表の「ナデシコ」への期待は高まります。ただし、今回は「女王」として迎える大会で、ナデシコの戦術は完全解析されているとみるべきでしょう。

そもそも昨年のワールドカップも「薄氷の勝利」が多く、競り勝った事実は賞賛されてしかるべきですが、安直にメダルを期待するのは……と、すいません。サッカーとなると熱くなってしまいます。いずれにしろ「がんばれ!ニッポン!」……と書く際は注意が必要というのが今回のテーマ「アンブッシュマーケティング」です。

なんじゃろーな見解

アンブッシュマーケティングとは、権利を保有しない企業や個人が権利者の許可を得ずにその権利を利用することで、「便乗広告」のことを指します。

五輪が近づくと、メディアもネットも一色に染まります。ついつい販促イベントなどで「便乗」したくなるものですが、そこには肖像権や知的財産権が絡みます。JARO(日本広告審査機構)のサイトに次のようなQ&Aがありました。

スーパーで、「オリンピック記念セール」とうたって、セールイベントを行うことはできるか。

この質問への回答は、オリンピックに関する権利はIOC(国際オリンピック委員会)と、JOC(国内では日本オリンピック委員会)がすべての権利を保有していると明記したうえで、権利者と契約したスポンサー企業のみ広告活動ができるとしています。次にアンブッシュマーケティングを防止する意味を語り、国内法への抵触を匂わせながら、最後は、

JOCに相談してほしい、とのことである。

と、玉虫色の結論でした。

便乗広告が増えれば公式スポンサーのメリットがなくなり撤退するかもしれません。JOCは選手の育成や環境作りの費用として、スポンサーからの広告費を必要としています。ならばはっきりと「ダメ」としてもよいはずが、歯切れが悪くなる理由を、朝日新聞社広告局のコンテンツ「安達周の広告審査講座」で見つけました。

五輪はOKという論法

JOCはいまから20年前の1992年に新聞広告における「オリンピック」という単語の使用を「厳しく制限したい」と主張しました。しかし「オリンピック」は「一般名詞」です。ロゴマークやキャッチコピーの独占利用といったオフィシャルスポンサーの権利は認めた上で、日本新聞協会として「広告表現の自由を制限する」と反対の立場を表明し、2000年には同協会の顧問弁護士が、

商標権、不正競争防止法、肖像権、著作権いずれにおいてもオリンピックという用語の使用を制限する法的根拠はない。(安達周の広告審査講座から引用)

と指摘しています。もっとも「オリンピック」という単語に制限がかけられるとなれば、極端な話、ホームセンターやスーパーマーケットを展開する「オリンピック(東証1部 証券コード8289)」は広告が打てないことになってしまいます。

権利とアンブッシュの関係

アンブッシュマーケティングが公式スポンサーの利益を喪失するという主張を否定しませんが、広告業界は「便乗」だらけで、JOCの主張を丸呑みすれば、広告そのものがなりたたないのがJAROの歯切れの悪さの原因でしょう。

たとえば、公式スポンサー以外のテレビメーカーが、オリンピックやワールドカップ直前になると、こぞって「スポーツ」や「感動」をイメージさせるCMを流し始めるのは「便乗」の典型例です。

さらに踏み込めば、

規制はどこまで可能か。

ということで、まいどお馴染みの「表現の自由」が立ちはだかります。ちなみに「がんばれ!ニッポン!」はJOCが商標権を持っているとのこと。そしてオリンピックに便乗した本稿にクレームが入ったなら、物書きの端くれとして私は戦います。だいたい「がんばれ!ニッポン!」という素朴な感情すら、権利で囲い込む理屈をベルギー人には理解できても日本人には理解できかねます。

わんこ代表はアンブッシュか

すでに「便乗」しているものをネットで探すのは容易でした。イギリスの国旗を意匠としたTシャツや、競技ウェアを模した犬の洋服に「わんこ代表」と銘打ち販売するペットグッズ販売店、さらには「温泉まんじゅう」までありました。商標権は一定程度、保護されるべきと考えますが、「わんこ代表」などはアンブッシュというより「ユーモアグッズ」です。仮にこれを制限するというなら「ユーモア」の否定です。

そして先の朝日新聞社のサイトに

「五輪」であればJOCは制限しない(筆者要約)。

とありました。つまり、「五輪」は自由に使えるということです。「ゴリンピック」ならどうでしょうか。ただしすべては「自己責任」。JOCから訴えられても本稿は一切責任を持ちません。

囲い込みビジネスの限界

今回のロンドン五輪の広告規制は常軌を逸しています。かねてより批判の強い「商業五輪」ですが、報道によると「試合」「2012年」「ロンドン」「夏」「スポンサー」「メダル」「金」「銀」「銅」といった、少しでも五輪を連想するキーワードの組み合わせを「違反」とし、大会期間中は取締のために250人の警官が街をパトロールするといいます。

五輪公式スポンサーになれるのは巨大企業のみです。ロンドンっ子の営む小さなパン屋が「ロンドン」を使えないのです。また、ソーシャルメディアへの規制もかけており、チケット購入者が会場で個人的に撮影した写真や動画のアップロードを禁止しています。こちらは莫大な「放映権料」を支払っている放送局への配慮なのでしょう。

しかし、こうした規制は情報の送り手がテレビや新聞などの限られた媒体だった時代の発想です。競技場からの「金メダルゲット」という写真付きツイートを止めることは現実的には困難ですし、

アンブッシュAR(便乗拡張現実)

というアプリを作り、街並みに重ねると表示される「仮想看板」を作るのは造作のないことです。あるいは近隣商店が、一斉にグーグルマップ上に「オリンピックフェア」と投稿するといった可能性もあり、リアルとバーチャルのすべてを取り締まることは不可能に近いでしょう。

ロンドン五輪はマーケティングの視点とWeb担当者としての視点。そしてただのサッカーファンとして楽しみにしています。

今回のポイント

わずかなトラブルも避けたいなら便乗はNG

しかし、個人の応援魂まで規制はできない

宮脇睦

宮脇 睦(みやわき あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。

制作、営業の双方の現場を知ることからウェブとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、冷静な視点からのIT業界分析に「週刊ポスト」など、様々な媒体から情報発信を続ける。

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ジゾン、CMS活用の成功パターン・戦略的Web構築のポイントを解説するセミナー東京で7/13 [ニュース] | Web担当者Forum

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コンテンツマネジメント・ソリューションのジゾンは、「企業のビジネス戦略にWebを活用する!~CMSを導入してWebサイトの改善効果を発揮した事例をご紹介~」と題したセミナーを東京で7月13日に開催する。

セミナーでは、CMS導入を検討する企業担当者向けに、企業事例をもとに導入から運用までのさまざまな課題解決を説明する。第1部ではキノトロープ 代表取締役社長 生田昌弘氏が「CMSがWebを変える!戦略的Web構築のポイント」をテーマに講演。第2部と第3部は、ジゾンのCMS「HeartCore」の事例を中心に、ジゾン Webコンサルティング部 池上正夫氏と代表取締役社長 神野純孝氏が、それぞれ「CMS活用の成功事例5パターンを紹介」と「HeartCore V8の紹介と最新活用事例」をテーマに講演する。

  • 日時:2012年7月13日(金)14:30~17:30(14:00 受付開始)
  • 会場:「東京国際フォーラム」G409会議室(東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)
  • 主催:株式会社ジゾン
  • 共催:キノトロープ、JBCC
  • 定員:100名
  • 参加費:無料
  • 詳細・申し込み:http://www.xyxon.co.jp/cms/event/20120713.html
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